R.Sさん 40代 女性
日商簿記2級
Sさんには中3と中1、小5の3人の子どもがいます。子どもたちがこれから高校、大学に進学することを考えると、少しでも教育費を貯めておきたいところです。Sさんは週3日ほど税理士事務所でアルバイトをしていますが、事務所の方針でこれ以上勤務日数や勤務時間を増やすことはできません。そこでアルバイトの日以外は、在宅ワークで収入を得ようと考え、弊社にご登録されました。
Sさんは税理士事務所での経験が豊富で、今もアルバイトとして働いているため、これまで培ってきた会計スキルは全くさびついていません。どの事務所に対しても自信を持って紹介できる人でした。
Sさんに紹介したのは、社員数20人ほど、2拠点を持つ税理士事務所です。同事務所の代表は「これからの時代に優秀な人材を獲得するためには、多様で柔軟な働き方が可能な職場にしていく必要がある」という考えから、在宅スタッフを採用することにしました。
しかし、初めての試みのため、スタッフの理解が得られず、まずは事務所の中でも抱えている業務量が最も多いマネージャークラスの社員が在宅スタッフの担当者となり、自分の業務の中からSさんに仕事を発注することになりました。この件で、在宅ワークの成功例をつくり、徐々に社内全体に広げていきたいとのことでした。
Sさんに対する事務所側の評価は上々です。現在は仕訳の入力業務が中心ですが、いずれはクライアント先の記帳内容のチェック業務についても任せていきたいと、手応えを感じているようでした。
大学卒業後、新卒でジャスネットコミュニケーションズ株式会社に入社。入社後は派遣社員向けのエージェント業務に従事。2016年秋、在宅ワーク事業の新規立ち上げとともに、この事業に携わる。在宅ワークを事業の柱の一つとして確立することで、子育てや介護などの事情により多様な働き方を必要としている人のサポートをしていきたいと考えている。