あの海賊が税理士に?
お疲れ様です。ヨシオです。
今週末、いよいよ第69回税理士試験の試験実施官報公告がありますね。
毎年この時期になりますと、本試験に向けて少しずつ緊張感が高まってくるのを自覚します。
試験本番までは残り4ヵ月ほど...冷静に考えれば勉強できる時間はまだかなり残っているはずですが、やはり若干焦りも感じ始めてくる頃です。
ただここから直前期にかけては、そんな焦りもむしろエネルギーに変換して勉強するくらいでないと合格までは辿り着けない、とヨシオは思っています。
暑い夏の試験に向けて熱いハートで勉強に邁進しましょう!
さて、ちょうど一年前この「ヨシオの目指せ!税理士!」では、税理士が主人公の映画「不撓不屈」をご紹介いたしました。
https://www.jusnet.co.jp/kusuri/018/1755.php
この映画の主演である滝田栄さんは、1983年のNHK大河ドラマ「徳川家康」で主人公・徳川家康役を務められた著名な俳優です。
またミュージカル「レ・ミゼラブル」では1987年の日本での初演から主人公であるジャン・バルジャン役を14年間も演じてこられました。
そんなすごい俳優さんなのですが、最近はあまりメディアなどに出られていないので、若い税理士試験受験生の方にはあまり馴染みのないお名前かもしれません。
(実はヨシオは個人的に滝田さんとちょっとご縁がありまして、直接お会いしてお話したことのある数少ない芸能人の方なのですが...)
また「不撓不屈」という作品自体も、その題材から仕方がないのですが、やや地味な映画であることは否めないかと思います。
そんな訳で、若い皆さんにもっと刺さる「税理士が主人公の映画」はないだろうか、ともう若くはないヨシオが探してみたところ、ありました!
皆さん大好き(であろう)ハリウッド映画で、しかもあの超人気ハリウッド俳優が主演の作品です。
それは「ニック・オブ・タイム」というタイトルの映画で、1995年にアメリカで製作されています。
主演はジョニー・デップ、言うまでもないでしょうが「パイレーツ・オブ・カリビアン」でお馴染みのあの「ジョニデ」です。
ちなみに「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズは2003年から始まっていますので、この「ニック・オブ・タイム」はその8年ほど前の作品となります。
ジョニー・デップとしては比較的初期の作品とはなりますが、すでに1990年に主演した「シザーハンズ」が大ヒットしゴールデングローブ賞主演男優賞にもノミネートされていましたので、ある程度俳優としての地位を得てからの作品であるともいえます。
そんな映画「ニック・オブ・タイム」、今回ヨシオは初めて鑑賞いたしました。
まずこの映画のあらすじですが「Yahoo!映画」には以下のように書かれています。
「元妻の葬儀を終え、娘を連れてL.A.駅に降り立った平凡な税理士ワトソンは、警官を名乗る男女に娘を人質にされ、時間内に女性州知事の暗殺を命じられる。
彼は必死に暗殺を回避しようとするのだが、あらゆるところに監視の目が光っていた。時間だけが刻々と過ぎる中、孤立無援のワトソンは、知事の女性秘書の協力を得るのだが......。」
この「平凡な税理士ワトソン」をジョニー・デップが演じています。
ジョニー・デップといえば「シザーハンズ」のエドワードや「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウといったかなり個性的な役柄の印象が強いと思いますが、この作品ではそんなジョニー・デップらしからぬ(?)普通の人の役ということで逆に新鮮に感じました。
上記あらすじの通り、一般人が突然州知事の暗殺計画に巻き込まれるというストーリーであるため、そのような物騒な事件に最も縁遠そうな職業ということで恐らく税理士が選ばれたのだと思われます。
といいますのも、実はこの主人公が税理士であるという設定、ストーリーの本筋には全く関係してこないのです。
世間話として「お仕事は?」「税理士です」「そうなんだ、最近どんどん税金が上がって大変なんだよね~」といったセリフが少しはさまれている程度です。
税理士が税務の知識を活かして事件解決、みたいな展開をヨシオとしてはちょっと期待していたのですが残念ながら全然ありませんでした(笑)。
ただ「娘が人質に取られてそれを救い出す」という話はハリウッド映画では良く見られるパターンですが、そのような場合の主人公は元軍人や警官でしかも飛び抜けて強いキャラクターというのが一般的です。
その点、この映画では銃を撃ったこともないような税理士が主役ということで、追い詰められながらも頭を使って状況を打開していく展開が他の作品にはない見所となっています。
今回は映画「ニック・オブ・タイム」をご紹介いたしました。
率直な感想としては、主人公が税理士かどうかは別にしても普通に面白い映画でした。
上映時間90分弱の作品なのですが、物語がお昼の12時過ぎから始まり13時30分に幕を閉じる、というようになっていてドラマ「24」シリーズと同じようにリアルタイムでストーリーが進んでいく形式になっています。
時間がどんどん経過していって、後がなくなっていく主人公に感情移入しやすい作りになっており、あっという間に見終わってしまったという感じでした。
そして先程も書きましたが、一般人役を演じるジョニー・デップもなかなか良かったので、もっとこういう普通の役柄をやってもいいんじゃないかなと個人的には思いました。
そんな訳で、映画「ニック・オブ・タイム」、ヨシオとしてはおススメなのですが、最後に一つお詫びがございます。
主人公が名刺を渡すシーンがあるのですが、その名刺に書かれていた肩書は「Certified Public Accountant」...、ってそれ「公認会計士」では!?
厳密にはこの映画の主人公は税理士ではなく、会計士でした...
ただ、作中の字幕はすべて「税理士」となっていましたし、アメリカでは会計士が税理士の仕事をすることも一般的なようですのでどうかご勘弁下さい<(_ _)>
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに~
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