医療コンサルタントとしての提案力と穏やかなコミュニケーション能力で中小企業、クリニックを助ける税理士に

里中 俊介Satonaka Shunsuke

里中俊介税理士事務所

1978年3月生まれ。東京都出身。
帝京大学経済学部卒。明治大学専門職大学院修了。
大学卒業後は実家の自営業にて勤務するが一念発起して税理士をめざす。中小企業の社長の大変さを身近に感じてきた。
2010年より辻・本郷税理士法人、税理士法人テラスを経て2021年9月に独立開業。

医療コンサルタントとしての提案力と穏やかなコミュニケーション能力で中小企業、クリニックを助ける税理士に

里中 俊介Satonaka Shunsuke

里中俊介税理士事務所

1978年3月生まれ。東京都出身。
帝京大学経済学部卒。明治大学専門職大学院修了。
大学卒業後は実家の自営業にて勤務するが一念発起して税理士をめざす。中小企業の社長の大変さを身近に感じてきた。
2010年より辻・本郷税理士法人、税理士法人テラスを経て2021年9月に独立開業。

税理士への道自営業の実家の手伝いで税理士に興味を持つ

わたしは兄、姉のいる3人兄弟の末っ子として、東京都品川区で育ちました。幼い頃からサッカーが好きで、試合では負けず嫌いな性格を発揮して、キャプテンも務めるほど夢中になっていましたね。

実家はコンビニを経営する自営業だったので、自分も高校生のころから家業を手伝うような生活でした。家族みんなで仕事を頑張ろうという、家族の結びつきが強い家庭だったかもしれません。実家には顧問税理士の方が来ていたので、そういう仕事があるんだなというのもなんとなく頭の中にありました。

大学に進学し、卒業後は実家を継ごうかなと考えて、当時5店舗経営していたコンビニのひとつを任されました。兄、姉も一緒にやっていたので、そこで客商売のイロハを学び、経営がどういったものかも身につけることができたと思います。朝から夜中まで空いているコンビニには本当にいろいろなお客様がいらっしゃるので、どんな方にも対応できるコミュニケーション能力はここで培われましたね。

家族経営をする中で、税務や会計の知識があるとより仕事に貢献できるなとずっと考えていたのですが、28歳の時に一念発起して税理士を目指すことにしました。

まずは適性を見定めるため日商簿記1級の資格に挑戦したところ、1年程度で合格することができたので、そこから本格的に勉強を始めます。最初の4年で簿記論と財務諸表論、法人税には合格しました。その後は税務面だけでなく経営面からも適格なアドバイスができる税理士になりたいという思いから大学院に進学し、MBAを取得するとともに税理士になりました。

現在までの職務経歴・専門医療系の税務コンサルティングの面白さに目覚める

税理士の勉強をしながら32歳で辻・本郷税理士法人に就職します。

そこで配属されたのは医療部門。特殊な業界でもあるので最初はとまどいもありましたが、担当するうちに「比較的資金に余裕がありダイナミックな提案ができる」、「クリニックの経営を安定させることで地域医療の一助になることができる」など、医療分野の税務の魅力に気づき、とても面白いと思うようになりました。

クライアントは街中のクリニックが中心。お医者様は忙しい方が多くコミュニケーションをとるのも大変な方もいらっしゃいましたが、自分としては「とにかくきちんと説明をして納得いただくまであきらめない」をポリシーに頑張っていました。

クリニックは通常の中小企業に比べると、資金調達しやすい面があります。自分の提案やイメージを実現するには、やはり資金がないと始まらない部分もありますので、それが実現してお客様によろこんでいただけたときは、とてもうれしくやりがいを感じていました。

その後、次のステップアップを考えていたタイミングで税理士法人テラスを立ち上げた笠浪真先生に出会い、転職します。笠浪先生は同世代なのですが、今でも仕事の相談にのってもらったりするくらい本当に尊敬できる素晴らしい人で、彼に惹かれて転職を決意したところもありますね。

税理士法人テラスでは医院開業、税務調査、医療法人化、事業承継などの税務会計業務のほか、売上等の経営課題を解決する医療コンサルタント業務も行っていました。得意な分野は医療法人やMS法人の活用で、自分の提案でクリニックの財務体質が健全になり、利益をあげていくことができたときに、本当にやりがいを感じていました。

わたしは2年前に税理士法人テラスから独立したのですが、今でも提携関係を取らせていただいています。またこの頃の経験をもとに、いまでも多くの医療法人やクリニックを税務の面から支援しています。

仕事への想い・夢大切なのはお客様とのコミュニケーションと納得

わたしは社会人のスタートでコンビニ経営というお客様商売を経験していますので、税理士としても何より相手とのコミュニケーションを大切にしています。

今でも忘れられない案件があります。それはあるクリニックを後輩の医師に承継したいという依頼でした。まずはやってみろ、という形でいきなり任されたのですが、当時のわたしは事業承継の業務は未経験。後輩医師に譲渡するための金額の査定やその根拠を示すなど、とにかくはじめてのことばかりであたふたしてしまいました。売主のドクターには知識がないことを見抜かれ、対応が遅い、質問に答えられないことなど、とにかくたくさん怒られましたね。最終的に譲渡契約書を無事に先方にお渡しできた時は、本当にほっとしましたし、その時にいただいた「ありがとう」の言葉は忘れることができません。

その時の経験はもちろんですが、この仕事で起きるミスや失敗の原因は、多くがコミュニケーション不足にあると思っています。連絡不足やきちんと聞けていなかったなど、本当に基本的なことですが、何より大切なことです。わたしはわからないことがあったら必ずお客様に確認を取るようにしていますし、そうすることでお客様も安心してこちらに仕事を任せてもらえると思っています。

中小企業や街のクリニックの経営者の方が経営の相談をするのって、やはり顧問税理士ですよね。どんなことでも相談できる、身近で頼られる存在でありたいと思って今も仕事をしています。実家の事業の役に立ちたいと税理士を目指した出発点から、そういった中小企業の役に立ちたいという想いは変わっていません。

プライベート孫氏の兵法の言葉を仕事における座右の銘に

里中俊介_プライベート写真

相変わらずサッカーは好きなので、今も月一でフットサルをやっています。あとは昨年、娘が産まれましてもうすぐ2歳になるのですが、いまはその子と週末に公園で遊ぶのが楽しいです。娘が走るのが大好きで、公園では二人でずっと鬼ごっこしています。毎回ヘトヘトになるのですが、良い運動なりますね。

また、わたしは「三国志」などの中国の歴史物が好きなのですが、孫氏の「兵法」は何回も読むほどの愛読書です。孫氏の兵法に「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」という言葉があり、これは「敵の実力や現状をしっかりと把握し、自分自身のことをよくわきまえて戦えば何度戦っても勝つことができる」というような意味なのですが、わたしはこれを仕事の時の座右の銘としています。

初めてする仕事の時でも、その内容をきちんと吟味して、自分の力量を見極めたうえで対処法を考えておくことで、どんな事態になっても慌てず対応することができますし、冷静に仕事を進めることができるからです。中国の書物からは、とても大切なことを学ぶことができると思っています。

メッセージ事業承継するお客様にも満足してもらえる対応を

里中俊介

独立したのが40代と遅めだったこともあり、事業承継をすることでもっと事務所の規模を拡大したいという想いがあります。今は東京都大田区に事務所を構えていますので、できれば東京、神奈川などの事業を承継できれば、今後も力を尽くすことができると思っています。

わたしのお客様は現在8割が医療系ですが、残り2割は中小企業のお客様なので、通常の法人税の業務もできますし、何よりわたし自身がお客様とコミュニケーションを取って仕事をすることが好きなので、どんなお客様でも満足いただけるまで責任をもって対応させていただきます。

独立してからは、特に情報収集に偏りが出てくることが気になっていたので、税理士としての自己研鑽を怠らないようセミナーに参加したり、税理士のネットワークを広げるよう意識して活動したりしてきました。事業承継したとしてもその姿勢は変わらず、受け継いだものを大切にしていきたいと思っています。

わたしは論語の「己の欲せざる所、人に施すなかれ」(自分がして欲しくないことは人にもしてはいけない)という言葉から、仕事では「自分がして欲しいことを、相手にも行う」という姿勢を心掛けています。相手が何をしたらうれしいのかを完璧に察することは難しいですが、これが自分だったら?と置き換えると、少しハードルが下がりますよね。こうしたらよろこんでもらえるかなという思いやりの気持ちを大切に、これからも税理士の仕事を続けていきたいと思っています。

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