夏は試験ですね。税理士試験の仕組み
こんにちは!税理士のヤマネコです。
国税庁ホームページの最新情報を中心に解説するこのコラムの第64回目ですが、今回は、今月行われている「税理士試験の情報」を解説したいと思います。
税理士試験は3日間に渡って行われ、今年の試験ですと
8/8 簿記論、財務諸表論、消費税法、酒税法
8/9 法人税法、相続税法、所得税法
8/10 固定資産税、国税徴収法、住民税、事業税
というスケジュールで行われています。
なお、「税理士試験情報」は、国税庁ホームページの右下部の、調達・その他の情報の中の税理士関係情報にリンクがあります。
https://www.nta.go.jp/sonota/zeirishi/zeirishishiken/zeirishi.htm
税理士試験を受験されている方は、近年減少傾向にあるようです。
それでも会計事務所業界では、まだ受験者は多く試験前は緊張感のある事務所もあるそうです。
合格者の中には、働きながら勉強して10年かかったという人も珍しくありません。
では、税理士試験情報のリンクをご覧いただきますと、過去に開催された税理士試験について出題のポイントが科目ごとに公開されています。
・平成28年度(第66回)税理士試験 出題のポイントについてとあります。
リンク先は下記の通りです。
https://www.nta.go.jp/sonota/zeirishi/zeirishishiken/point2016/index.htm
こちらでは、平成28年(前年分)の税理士試験の出題ポイントが公開されております。
ただし、配当点等の試験問題に関することは非公開となっています。
大手受験予備校さん等も公開していますが、出題元が公式に解説をしているのがこちらとなります。
各科目ごとに簡易ではありますが、設問ごとの解説をしており、過去5年分を公開しているので税理士試験受験者は必見です。
税理士試験が終わっても実務的に何がトレンドなのかを把握するうえでは、税理士試験の出題内容はとても参考になります。
次に、平成28年度(第66回)税理士試験結果のリンクをご覧いただきますと
・平成28年度(第66回)税理士試験結果について
https://www.nta.go.jp/sonota/zeirishi/zeirishishiken/shikenkekka2016/01.htm
毎年12月の中旬は、税理士試験の合格発表があり、発表方法は、科目だけの合格であれば、書面で通知し、全科目合格すると同日に官報に氏名が掲載されることになっています。
上記のリンクは、その結果の統計データを公開しております。
また、試験結果が発表される12月の中旬頃に、その翌年に開催される税理士試験のスケジュールが公開されます。
下記は、まさに今月の試験の話ですね。
・平成29年度(第67回)税理士試験実施スケジュールについて
https://www.nta.go.jp/sonota/zeirishi/zeirishishiken/schedule/02.htm
試験日程は、おおむね8月の1週目または2週目となっています。
ただ、受件の申し込みや、科目合否の発表は、こちらでは出来ません。
しかし、e-Taxでは受験申し込みができますので、こちらもご活用ください。
・税理士試験情報>国税電子申告・納税システム(e-Tax)に関するQ&A
https://www.nta.go.jp/sonota/zeirishi/zeirishishiken/e-tax-qa/menu.htm
今回は、税理士試験の受験生、これから受験する方向けの内容でした。
国税庁のホームページを活用して、効率の良い受験体制に役立てて頂けましたら幸いです。
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いかがでしたでしょうか。今回は税理士試験についてでした。
社会人で税理士を目指されている方は、仕事と勉強の両立は大変ですが、根気強く粘り強く勉強を続けていきましょう。
次回もお楽しみに。
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