資産と費用(67)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
夏の高校野球大会は、埼玉県代表・花咲徳栄高校が見事初優勝を飾りました!!
埼玉県代表としても夏の大会では初めての優勝と言うことで本当に素晴らしいですね。
また今大会は準優勝した広陵高校の中村選手が大会新記録となる6本塁打を放つなど見所が満載でした。
さらに来月にはU-18ベースボールワールドカップが開催され、甲子園で活躍した選手たちも多数出場予定です。そしてこの大会に出場する日本代表には早稲田実業・清宮選手をはじめ惜しくも甲子園を逃した選手たちも選出されています。日本一を巡ってしのぎを削ってきた選手たちが今度は世界一を目指して力を合わせる、U-18ワールドカップからも目が離せませんね!!
今回からは「負債」をテーマにお話していきたいと思います。
前回までのテーマであった「資産と費用」ほどには長くなりませんが、同じく重要なテーマです。
今回はまず概論といたします。
復習となりますが、簿記には以下5つの要素があります。
・資産
・負債
・純資産
・収益
・費用
そして上の3つ「資産・負債・純資産」は「貸借対照表」を構成する要素であり、今回からのテーマである「負債」は「純資産」と共に貸方、つまり右側に表示されます。
ではこの「負債」の定義を見てみましょう。
「借入金、支払手形、買掛金、社債など企業が負担している債務または義務のことで、将来資産を減少させることになる、経済的な負担のことをいう。」(会計用語辞典(日経文庫))
また企業会計の基礎となる前提や概念をまとめた「財務会計の概念フレームワーク」では次のように定義付けされています。
「負債とは、過去の取引または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源を放棄もしくは引き渡す義務、またはその同等物をいう。」
この「概念フレームワーク」における「負債」の定義の文章ですが、どこかで見覚えはございませんでしょうか?
実は前々回「資産と費用(65)」でご紹介した「資産」の定義と前半部分が全く同じです。
ちなみにその「資産」の定義は以下のようになっています。
「資産とは、過去の取引または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源をいう。」
まとめてしまうと「負債」とはつまり「『資産』を放棄もしくは引き渡す義務、またはその同等物」ということになります。
例えば上記で登場した「借入金、支払手形、買掛金、社債」といった「負債」は、全て後日「現預金」という「資産」を他の誰かに引き渡す義務です。
他には「前受金」であれば、やはり「商品」などの「資産」を後で引き渡さなければなりません。
ただ少しイメージしにくいのが「放棄」や「同等物」といったフレーズです。
これらに当てはまる「負債」の例としては、いわゆる「引当金」というものがあります。
次回からはこの「引当金」についてお話してまいりたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
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