経理界のホームラン王?! ノボルの経理スコアブック
資産と費用(44)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
プロ野球は今日で今年のレギュラーシーズン全日程を終え、いよいよ今週末からはクライマックスシリーズが始まります。
直近2年間のポストシーズンではいずれもソフトバンクが日本一に輝いており、今年は日本シリーズ三連覇がかかっています。
パ・リーグ三連覇は大逆転で日本ハムに阻まれてしまいましたが、日本一へのチャンスはまだ残されています。
もし日本シリーズ三連覇となりますと1990年〜1992年の西武ライオンズ以来の快挙であり、まさに文句なしの常勝軍団と言っていいでしょう。
果たして今年もソフトバンクが日本一となってしまうのか、あるいはその野望を止めるチームが現れるのか、ポストシーズンも目が離せませんね!
今回も引き続き「減価償却」についての基本的なお話をしていきたいと思います。
今回はこれまで解説してきた「定額法」「定率法」以外の減価償却の方法についてお話したいと思います。
「資産と費用(34)」の回で減価償却の主な償却方法として以下の4つをあげました。
・定額法
・定率法
・級数法
・生産高比例法
前回まで「定額法」と「定率法」についてはかなり詳しく解説してまいりましたが、残りの2つには全く触れませんでした。
と言うのも、一般的には多くの固定資産で「定額法」または「定率法」が使用されているためです。
では残り2つの償却方法である「級数法」と「生産高比例法」については全く知らなくても良いのか、と言いますとそうでもありません。
わが国の会計ルールの基本である「企業会計原則」の「注解」にも「注20・減価償却の方法について」という項目で「定額法」「定率法」と並んで明示されています。
実務において重要性がとても高いという訳ではないのですが、減価償却の全体像を理解するためにはその内容を知っておいて損はないと思います。
ではまず「級数法」と「生産高比例法」それぞれの定義を見てみましょう。
・級数法
「固定資産の減価償却方法の1つで、算術級数を用いる。
定率法の簡便的なもので、初期の段階で多くの償却費が計上され、その後は逓減するものの定率法ほど逓減率は大きくない。
計算の考え方は、例えば耐用年数10年であれば、10年目の償却費を1とすると、初年度は10、次年度は9というように償却費が定額で減少するもの。(以下省略)」(会計用語辞典(日経文庫))
・生産高比例法
「固定資産の利用の程度及びその使用により生産される量に比例して減価償却費を計上する方法。
この方法は、固定資産の総利用可能量があらかじめ把握でき、かつ、固定資産の利用により減価が生じていることが明らかなものについてのみ適用される。
具体的には、採掘量が決まっている鉱業用設備や航空機、自動車等に適用される。(以下省略)」(会計用語辞典(日経文庫))
簡単に言ってしまうと、「級数法」は「定率法」の簡便法的なもので、「生産高比例法」は実際に使った分だけ償却していく方法です。
そして「生産高比例法」についてはその性質上、特定の資産のみが適用対象となります。
次回は具体例をあげて「級数法」「生産高比例法」による計算方法を見ていきたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
プロ野球は今日で今年のレギュラーシーズン全日程を終え、いよいよ今週末からはクライマックスシリーズが始まります。
直近2年間のポストシーズンではいずれもソフトバンクが日本一に輝いており、今年は日本シリーズ三連覇がかかっています。
パ・リーグ三連覇は大逆転で日本ハムに阻まれてしまいましたが、日本一へのチャンスはまだ残されています。
もし日本シリーズ三連覇となりますと1990年〜1992年の西武ライオンズ以来の快挙であり、まさに文句なしの常勝軍団と言っていいでしょう。
果たして今年もソフトバンクが日本一となってしまうのか、あるいはその野望を止めるチームが現れるのか、ポストシーズンも目が離せませんね!
今回も引き続き「減価償却」についての基本的なお話をしていきたいと思います。
今回はこれまで解説してきた「定額法」「定率法」以外の減価償却の方法についてお話したいと思います。
「資産と費用(34)」の回で減価償却の主な償却方法として以下の4つをあげました。
・定額法
・定率法
・級数法
・生産高比例法
前回まで「定額法」と「定率法」についてはかなり詳しく解説してまいりましたが、残りの2つには全く触れませんでした。
と言うのも、一般的には多くの固定資産で「定額法」または「定率法」が使用されているためです。
では残り2つの償却方法である「級数法」と「生産高比例法」については全く知らなくても良いのか、と言いますとそうでもありません。
わが国の会計ルールの基本である「企業会計原則」の「注解」にも「注20・減価償却の方法について」という項目で「定額法」「定率法」と並んで明示されています。
実務において重要性がとても高いという訳ではないのですが、減価償却の全体像を理解するためにはその内容を知っておいて損はないと思います。
ではまず「級数法」と「生産高比例法」それぞれの定義を見てみましょう。
・級数法
「固定資産の減価償却方法の1つで、算術級数を用いる。
定率法の簡便的なもので、初期の段階で多くの償却費が計上され、その後は逓減するものの定率法ほど逓減率は大きくない。
計算の考え方は、例えば耐用年数10年であれば、10年目の償却費を1とすると、初年度は10、次年度は9というように償却費が定額で減少するもの。(以下省略)」(会計用語辞典(日経文庫))
・生産高比例法
「固定資産の利用の程度及びその使用により生産される量に比例して減価償却費を計上する方法。
この方法は、固定資産の総利用可能量があらかじめ把握でき、かつ、固定資産の利用により減価が生じていることが明らかなものについてのみ適用される。
具体的には、採掘量が決まっている鉱業用設備や航空機、自動車等に適用される。(以下省略)」(会計用語辞典(日経文庫))
簡単に言ってしまうと、「級数法」は「定率法」の簡便法的なもので、「生産高比例法」は実際に使った分だけ償却していく方法です。
そして「生産高比例法」についてはその性質上、特定の資産のみが適用対象となります。
次回は具体例をあげて「級数法」「生産高比例法」による計算方法を見ていきたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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