経理界のホームラン王?! ノボルの経理スコアブック
資産と費用(37)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
先日セ・パ交流戦が終了しましたが、パ・リーグのソフトバンクだけでなくセ・リーグでもいつの間にやら広島が首位を独走していますね。
交流戦でのセ・リーグ各球団の成績はまさに一強五弱の状態で勝ち越したのは広島のみ、他球団は五分ですら巨人だけとボロボロでしたからまあ当然と言えば当然です。
昨季までのエース・前田健太投手が抜けたこともありシーズン前の評判はそれほどでもなかった広島ですが、ここに来て投打ががっちり噛み合っている印象です。
このまま広島が優勝ということになると25年ぶりだということで、個人的にはちょうど野球を見始めた子供のころのあの強かったカープが帰ってきた感じがしてワクワクしています。
長いペナントレースはまだ中盤戦、このカープの快進撃がどこまで続くか大注目ですね!
今回も前回に引き続き「減価償却」についての基本的なお話をしていきたいと思います。
前回は「減価償却」の「償却方法」で代表的な方法のひとつである「定率法」について解説いたしました。
簡単におさらいいたしますと、「定率法」は「減価償却資産」の取得時期によって以下の3つに分類されています。
・平成19年3月31日以前取得分 … 旧定率法
・平成19年4月1日〜平成24年3月31日取得分 … 250%定率法
・平成24年4月1日以後取得分 … 200%定率法
そしてそれぞれ計算で使用する「償却率」が異なっています。
今回は「定額法」と3種類の「定率法」では償却(費用化)する金額、すなわち「減価償却費」がどのように異なるのか、実際の例をあげて見ていきます。
【例】取得価額:1,000,000円、耐用年数:10年の減価償却資産(期首に取得)の各年度の減価償却費
(1年目)
・定額法 … 1,000,000円 × 0.100 = 100,000円
・旧定率法 … 1,000,000円 × 0.206 = 206,000円
・250%定率法 … 1,000,000円 × 0.250 = 250,000円
・200%定率法 … 1,000,000円 × 0.200 = 200,000円
(2年目)
・定額法 … 1,000,000円 × 0.100 = 100,000円(累計:200,000円)
・旧定率法 …(1,000,000円 − 206,000)× 0.206 = 163,564円(累計:369,564円)
・250%定率法 …(1,000,000円 − 250,000)× 0.250 = 187,500円(累計:437,500円)
・200%定率法 …(1,000,000円 − 200,000)× 0.200 = 160,000円(累計:360,000円)
上記のように、より早期に償却(費用化)する方法としては、以下のような順番になります。
「250%定率法」>「旧定率法」>「200%定率法」>「定額法」
そして1年目と2年目の償却金額を比較して分かるように、毎年償却金額が一定である「定額法」に対し、3種類の「定率法」は全て1年目より2年目の方が償却金額が少なくなっています。
「資産と費用(35)」の回で見た「定率法」の定義の中の「初期に比較的多額の償却費が計上される」がまさにこのことで、同じく定義にあった「逓減残高法」とは「償却金額がだんだん少なくなっていく」ことを示しています。
この「定額法」と「定率法」の各年度の償却金額の違いがそれぞれの「償却方法」の長所と短所に深く関わってきます。
次回は「定額法」と「定率法」、両者の特徴を比較して詳しく解説いたしたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
先日セ・パ交流戦が終了しましたが、パ・リーグのソフトバンクだけでなくセ・リーグでもいつの間にやら広島が首位を独走していますね。
交流戦でのセ・リーグ各球団の成績はまさに一強五弱の状態で勝ち越したのは広島のみ、他球団は五分ですら巨人だけとボロボロでしたからまあ当然と言えば当然です。
昨季までのエース・前田健太投手が抜けたこともありシーズン前の評判はそれほどでもなかった広島ですが、ここに来て投打ががっちり噛み合っている印象です。
このまま広島が優勝ということになると25年ぶりだということで、個人的にはちょうど野球を見始めた子供のころのあの強かったカープが帰ってきた感じがしてワクワクしています。
長いペナントレースはまだ中盤戦、このカープの快進撃がどこまで続くか大注目ですね!
今回も前回に引き続き「減価償却」についての基本的なお話をしていきたいと思います。
前回は「減価償却」の「償却方法」で代表的な方法のひとつである「定率法」について解説いたしました。
簡単におさらいいたしますと、「定率法」は「減価償却資産」の取得時期によって以下の3つに分類されています。
・平成19年3月31日以前取得分 … 旧定率法
・平成19年4月1日〜平成24年3月31日取得分 … 250%定率法
・平成24年4月1日以後取得分 … 200%定率法
そしてそれぞれ計算で使用する「償却率」が異なっています。
今回は「定額法」と3種類の「定率法」では償却(費用化)する金額、すなわち「減価償却費」がどのように異なるのか、実際の例をあげて見ていきます。
【例】取得価額:1,000,000円、耐用年数:10年の減価償却資産(期首に取得)の各年度の減価償却費
(1年目)
・定額法 … 1,000,000円 × 0.100 = 100,000円
・旧定率法 … 1,000,000円 × 0.206 = 206,000円
・250%定率法 … 1,000,000円 × 0.250 = 250,000円
・200%定率法 … 1,000,000円 × 0.200 = 200,000円
(2年目)
・定額法 … 1,000,000円 × 0.100 = 100,000円(累計:200,000円)
・旧定率法 …(1,000,000円 − 206,000)× 0.206 = 163,564円(累計:369,564円)
・250%定率法 …(1,000,000円 − 250,000)× 0.250 = 187,500円(累計:437,500円)
・200%定率法 …(1,000,000円 − 200,000)× 0.200 = 160,000円(累計:360,000円)
上記のように、より早期に償却(費用化)する方法としては、以下のような順番になります。
「250%定率法」>「旧定率法」>「200%定率法」>「定額法」
そして1年目と2年目の償却金額を比較して分かるように、毎年償却金額が一定である「定額法」に対し、3種類の「定率法」は全て1年目より2年目の方が償却金額が少なくなっています。
「資産と費用(35)」の回で見た「定率法」の定義の中の「初期に比較的多額の償却費が計上される」がまさにこのことで、同じく定義にあった「逓減残高法」とは「償却金額がだんだん少なくなっていく」ことを示しています。
この「定額法」と「定率法」の各年度の償却金額の違いがそれぞれの「償却方法」の長所と短所に深く関わってきます。
次回は「定額法」と「定率法」、両者の特徴を比較して詳しく解説いたしたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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