経理界のホームラン王?! ノボルの経理スコアブック
資産と費用(28)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
今年のプロ野球開幕まであと一ヶ月余りになりましたね。
先週末からはオープン戦も始まり、各球団かなり実践モードに入ってきている感じがします。
選手たちにとってはここからがまさに開幕一軍そしてレギュラーの座を勝ち取るためのサバイバルとなります。
特にこれまでの実績が乏しい若手選手などは必死にアピールし結果を残していかなければなりませんが、ファンの立場からはどの選手も大きな故障をすることなくベストなコンディションで開幕を迎えられることを祈りたいと思います。
今回は「長期前払費用」と「減価償却資産」との違いについてお話いたします。
前回お話した通り「長期前払費用」と「減価償却資産」はいずれも「費用性資産」である「固定資産」です。
ではそもそも「固定資産」とはどういったものか、その定義をまず見てみましょう。
「流通を目的とせず、長期的に営業の用に供する財産。企業会計上、通常の営業循環の過程になく、かつ利用または運用の期間が決算日の翌日から起算して1年を超える資産。」(広辞苑第六版より)
上記より前回までの解説の通り、流通を目的としない、すなわち「正常営業循環基準」を満たさず、「一年基準」により一年超の利用・運用となるものが「固定資産」であるということが分かります。
そして「固定資産」は貸借対照表上その性質によってさらに以下3つの区分に分けられています。
・有形固定資産
・無形固定資産
・投資その他の資産
前回も少し触れましたが「有形固定資産」はその名の通り目に見える実体のある資産、「無形固定資産」は実体がなく目に見えない資産です。
では「投資その他の資産」とは何でしょう?
一般的な定義では「固定資産のうち、有形固定資産にも無形固定資産にも該当しないもの」とされています。
しかし正直、個人的にはこの説明では少し不親切ではないかと思っています。
なぜなら「『目に見える資産』と『目に見えない資産』」以外の資産、とは何を指しているのかイメージ出来ないためです。
と言う訳で多少の誤解は恐れずに私なりに解説してみますと、「建物」「機械」「ソフトウェア」など会社の活動のために実際に「利用」や「使用」をする「固定資産」が「有形固定資産」または「無形固定資産」に該当し、「長期預金」「投資有価証券」「長期貸付金」など会社の資金を増やすために「運用」している「固定資産」が「投資その他の資産」の主なものとなり、そのいずれにも属さない「固定資産」はこれも仕方なく「投資その他の資産」に入れてしまおう、といった感じになります。
ですので「投資その他の資産」はその中でも「投資資産」と「その他の資産」に分けることが出来ると考えられます。(実際には貸借対照表などで分類することはありません)
上記を踏まえて今回の主題である「長期前払費用」と「減価償却資産」との違いについてようやく触れますと、「減価償却資産」は貸借対照表上では「有形固定資産」または「無形固定資産」に表示されるのに対して、「長期前払費用」は「投資その他の資産」の区分に表示されます。
「減価償却資産」は製造や販売など会社の活動に直接使われるため「有形固定資産」「無形固定資産」に該当し、「長期前払費用」はどの定義にも属さない「その他の資産」であるため「投資その他の資産」に表示されるということです。
「長期前払費用」と「減価償却資産」にはこの他にもまだ相違点があります。
次回は引き続きその点についてお話していきたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えて自主トレだ!!
今年のプロ野球開幕まであと一ヶ月余りになりましたね。
先週末からはオープン戦も始まり、各球団かなり実践モードに入ってきている感じがします。
選手たちにとってはここからがまさに開幕一軍そしてレギュラーの座を勝ち取るためのサバイバルとなります。
特にこれまでの実績が乏しい若手選手などは必死にアピールし結果を残していかなければなりませんが、ファンの立場からはどの選手も大きな故障をすることなくベストなコンディションで開幕を迎えられることを祈りたいと思います。
今回は「長期前払費用」と「減価償却資産」との違いについてお話いたします。
前回お話した通り「長期前払費用」と「減価償却資産」はいずれも「費用性資産」である「固定資産」です。
ではそもそも「固定資産」とはどういったものか、その定義をまず見てみましょう。
「流通を目的とせず、長期的に営業の用に供する財産。企業会計上、通常の営業循環の過程になく、かつ利用または運用の期間が決算日の翌日から起算して1年を超える資産。」(広辞苑第六版より)
上記より前回までの解説の通り、流通を目的としない、すなわち「正常営業循環基準」を満たさず、「一年基準」により一年超の利用・運用となるものが「固定資産」であるということが分かります。
そして「固定資産」は貸借対照表上その性質によってさらに以下3つの区分に分けられています。
・有形固定資産
・無形固定資産
・投資その他の資産
前回も少し触れましたが「有形固定資産」はその名の通り目に見える実体のある資産、「無形固定資産」は実体がなく目に見えない資産です。
では「投資その他の資産」とは何でしょう?
一般的な定義では「固定資産のうち、有形固定資産にも無形固定資産にも該当しないもの」とされています。
しかし正直、個人的にはこの説明では少し不親切ではないかと思っています。
なぜなら「『目に見える資産』と『目に見えない資産』」以外の資産、とは何を指しているのかイメージ出来ないためです。
と言う訳で多少の誤解は恐れずに私なりに解説してみますと、「建物」「機械」「ソフトウェア」など会社の活動のために実際に「利用」や「使用」をする「固定資産」が「有形固定資産」または「無形固定資産」に該当し、「長期預金」「投資有価証券」「長期貸付金」など会社の資金を増やすために「運用」している「固定資産」が「投資その他の資産」の主なものとなり、そのいずれにも属さない「固定資産」はこれも仕方なく「投資その他の資産」に入れてしまおう、といった感じになります。
ですので「投資その他の資産」はその中でも「投資資産」と「その他の資産」に分けることが出来ると考えられます。(実際には貸借対照表などで分類することはありません)
上記を踏まえて今回の主題である「長期前払費用」と「減価償却資産」との違いについてようやく触れますと、「減価償却資産」は貸借対照表上では「有形固定資産」または「無形固定資産」に表示されるのに対して、「長期前払費用」は「投資その他の資産」の区分に表示されます。
「減価償却資産」は製造や販売など会社の活動に直接使われるため「有形固定資産」「無形固定資産」に該当し、「長期前払費用」はどの定義にも属さない「その他の資産」であるため「投資その他の資産」に表示されるということです。
「長期前払費用」と「減価償却資産」にはこの他にもまだ相違点があります。
次回は引き続きその点についてお話していきたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えて自主トレだ!!
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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