経理界のホームラン王?! ノボルの経理スコアブック
資産と費用(26)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
早いもので来週にはいよいよプロ野球各球団の春季キャンプが始まりますね。
昨年夏の甲子園を沸かせた楽天のドラフト1位オコエ瑠偉選手が球団史上初の高卒新人野手での1軍スタートになるなど、ルーキーをはじめとする新戦力はもちろんのこと、さらに今シーズンはセ・リーグの若き新監督たちの動向からも目が離せません。
巨人・高橋監督、阪神・金本監督、そしてDeNA・ラミレス監督といずれも現役時代は人気と実力を兼ね備えたスター選手ばかり、はたして監督としてはどのようにチームをまとめあげ、そして勝利へと導いていけるのか、その手腕は未知数ですが楽しみでもあります。
まずはこのキャンプでそれぞれの方向性が見えてくると思いますので、期待を持って注目していきましょう!
今回は「流動資産」と「固定資産」の違いについてお話いたします。
この両者を分けているものには一般に2つの基準があるとされています。
その内の1つについてはすでに「資産と費用(8)」の回で「前払費用」と「長期前払費用」の違いを解説する際に触れております。
そこで解説した部分を以下に引用いたします。
『……「流動資産」とはその名の通り「流動性の高い資産」ということで、お金そのものと比較的早い段階でお金やサービスに変わる資産がこれに属します。この「比較的早い段階」を会計上では「一年以内」としており、「前払費用」と「長期前払費用」であれば「一年以内」にサービスを受ける分かどうかで区別しています。このように「一年以内」で「流動」か「固定」かを判断することを、一般に「一年基準」と呼んでいます。』
上記の「一年基準」が「流動資産」と「固定資産」を区別する2つの基準の内の1つになります。
(この「一年基準」は「ワン・イヤー・ルール」と呼ばれたりもします)
「前払費用」(流動)と「長期前払費用」(固定)以外の例としては、「現金預金」(流動)と「長期預金」(固定)や、「短期貸付金」(流動)と「長期貸付金」(固定)、「未収入金」(流動)と「長期未収入金」(固定)、「有価証券」(流動)と「投資有価証券」(固定)など、一年以内にその期限が到来してお金になるか否かで区別するものが多いです。
そしてもう1つの基準が「正常営業循環基準」と呼ばれているものです。
これは「正常」な「営業」の「循環」、すなわちモノを仕入れて売ってお金を得るという流れの中にある資産、具体的には仕入に必要な「現金」、そして仕入れた「棚卸資産」、それを販売して得た「売上債権」、そして最終的にゲットする「現金」、それらを「流動資産」とするという基準です。
勘定科目で言えば「現金預金」の他、「商品」や「売掛金」「受取手形」といったものが代表例としてあげられます。
これらについては「一年基準」は適用されず、例えば「売掛金」の回収期限が一年を超えていたとしても「流動資産」とされます。
上記2つの基準を適用する場合の考え方としては、まず「正常営業循環基準」にあてはまる資産を「流動資産」とし、それ以外の資産については「一年基準」を適用して「流動資産」と「固定資産」を分類する、という方法になります。
すなわち、これからしばらくの間の主題となる「固定資産」は「正常営業循環基準」には該当せず、さらに一年を超えて期限がやってくる資産であると言うことが出来ます。
そして加えて現在のメインテーマは「資産と費用」すなわち「費用性資産」ですので、「固定資産」の中でも今回例示した「長期預金」「長期貸付金」「長期未収入金」「投資有価証券」といった期限到来後にお金になる「貨幣性資産」はそもそもこのシリーズで取り扱う対象ではありません。
では「固定資産」である「費用性資産」にはどのようなものがあるのでしょうか?
次回はそれについてお話してまいりたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えて自主トレだ!!
早いもので来週にはいよいよプロ野球各球団の春季キャンプが始まりますね。
昨年夏の甲子園を沸かせた楽天のドラフト1位オコエ瑠偉選手が球団史上初の高卒新人野手での1軍スタートになるなど、ルーキーをはじめとする新戦力はもちろんのこと、さらに今シーズンはセ・リーグの若き新監督たちの動向からも目が離せません。
巨人・高橋監督、阪神・金本監督、そしてDeNA・ラミレス監督といずれも現役時代は人気と実力を兼ね備えたスター選手ばかり、はたして監督としてはどのようにチームをまとめあげ、そして勝利へと導いていけるのか、その手腕は未知数ですが楽しみでもあります。
まずはこのキャンプでそれぞれの方向性が見えてくると思いますので、期待を持って注目していきましょう!
今回は「流動資産」と「固定資産」の違いについてお話いたします。
この両者を分けているものには一般に2つの基準があるとされています。
その内の1つについてはすでに「資産と費用(8)」の回で「前払費用」と「長期前払費用」の違いを解説する際に触れております。
そこで解説した部分を以下に引用いたします。
『……「流動資産」とはその名の通り「流動性の高い資産」ということで、お金そのものと比較的早い段階でお金やサービスに変わる資産がこれに属します。この「比較的早い段階」を会計上では「一年以内」としており、「前払費用」と「長期前払費用」であれば「一年以内」にサービスを受ける分かどうかで区別しています。このように「一年以内」で「流動」か「固定」かを判断することを、一般に「一年基準」と呼んでいます。』
上記の「一年基準」が「流動資産」と「固定資産」を区別する2つの基準の内の1つになります。
(この「一年基準」は「ワン・イヤー・ルール」と呼ばれたりもします)
「前払費用」(流動)と「長期前払費用」(固定)以外の例としては、「現金預金」(流動)と「長期預金」(固定)や、「短期貸付金」(流動)と「長期貸付金」(固定)、「未収入金」(流動)と「長期未収入金」(固定)、「有価証券」(流動)と「投資有価証券」(固定)など、一年以内にその期限が到来してお金になるか否かで区別するものが多いです。
そしてもう1つの基準が「正常営業循環基準」と呼ばれているものです。
これは「正常」な「営業」の「循環」、すなわちモノを仕入れて売ってお金を得るという流れの中にある資産、具体的には仕入に必要な「現金」、そして仕入れた「棚卸資産」、それを販売して得た「売上債権」、そして最終的にゲットする「現金」、それらを「流動資産」とするという基準です。
勘定科目で言えば「現金預金」の他、「商品」や「売掛金」「受取手形」といったものが代表例としてあげられます。
これらについては「一年基準」は適用されず、例えば「売掛金」の回収期限が一年を超えていたとしても「流動資産」とされます。
上記2つの基準を適用する場合の考え方としては、まず「正常営業循環基準」にあてはまる資産を「流動資産」とし、それ以外の資産については「一年基準」を適用して「流動資産」と「固定資産」を分類する、という方法になります。
すなわち、これからしばらくの間の主題となる「固定資産」は「正常営業循環基準」には該当せず、さらに一年を超えて期限がやってくる資産であると言うことが出来ます。
そして加えて現在のメインテーマは「資産と費用」すなわち「費用性資産」ですので、「固定資産」の中でも今回例示した「長期預金」「長期貸付金」「長期未収入金」「投資有価証券」といった期限到来後にお金になる「貨幣性資産」はそもそもこのシリーズで取り扱う対象ではありません。
では「固定資産」である「費用性資産」にはどのようなものがあるのでしょうか?
次回はそれについてお話してまいりたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えて自主トレだ!!
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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