経理界のホームラン王?! ノボルの経理スコアブック
資産と費用(24)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
来季の去就を注目されていた広島東洋カープの黒田博樹投手が先日現役続行を表明し、さらにその後行われた契約更改で来シーズンの年俸が日本プロ野球現役最高額の6億円となりました。
今からちょうど一年ほど前、黒田投手広島復帰のニュースにカープファンのみならず球界全体が沸き立ちましたが、今シーズンは期待通りの素晴らしいパフォーマンスを見せてくれて、そしてまた今回もビッグな話題を提供してくれました。
来シーズンには日米通算200勝も期待される黒田投手、その投球には来年も大注目ですね!
今回も前回に引き続き「費用性資産」の一形態である「棚卸資産」についてお話いたします。
今回は「副産物」「作業屑」を外部に販売したケースでの経理処理について解説いたします。
前回解説した「副産物」「作業屑」を「自家消費」するケースでは、「もしそれを外部から調達した場合、いくら位になるのか」という金額である「見積購入価額」を基礎としました。
それに対して外部に販売する際の処理で基礎とする金額は、「それを外部に販売するとして、一般的にいくら位で売れるのか」を基礎とします。
この金額のことを「見積売却価額」と言います。
例えば豆腐の「副産物」である「おから」を販売する場合であれば、「おから」が豆腐屋さんなどの店頭で大体いくら位で売られているのか、その平均価格などをイメージして頂ければほぼ近い認識かと思います。
そして外部販売の場合、「見積売却価額」に加えてさらもう一つ「見積」しなければなりません。
それは販売するために必要となってくる費用、いわゆる経費です。
「副産物」「作業屑」に限らず、通常の「商品」や「製品」を販売する場合でも、人件費や運搬費、家賃や水道光熱費・通信費など様々な経費がそれを売るまでにはかかってきます。
「副産物」「作業屑」を経理処理する際の金額は、前述の「見積売却価額」から、それら販売にかかってくるであろう経費の金額である「見積販売費・一般管理費」を差し引いた金額となります。
さらに前回の「自家消費」のケースと同様、そのままではなく加工が必要となる場合は、上記に加えてその加工にかかるであろう費用「見積加工費」も差し引くこととなります。
と言う訳で、外部へ販売する場合の「副産物」「作業屑」の金額についてまとめますと、
加工をしない場合 = 見積売却価額 − 見積販売費・一般管理費
加工をする場合 = 見積売却価額 − 見積販売費・一般管理費 − 見積加工費
となります。
そして上記の金額を用いて、「仕掛品」から振替えるという前回解説した以下の仕訳をして会計計上を行います。
副産物 XXX / 仕掛品 XXX
作業屑 XXX / 仕掛品 XXX
「資産と費用(9)」から半年以上に渡ってお話してきました「棚卸資産」についての解説は以上となります。
次回からはまた異なる「費用性資産」についてお話ししてまいりたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えて自主トレだ!!
来季の去就を注目されていた広島東洋カープの黒田博樹投手が先日現役続行を表明し、さらにその後行われた契約更改で来シーズンの年俸が日本プロ野球現役最高額の6億円となりました。
今からちょうど一年ほど前、黒田投手広島復帰のニュースにカープファンのみならず球界全体が沸き立ちましたが、今シーズンは期待通りの素晴らしいパフォーマンスを見せてくれて、そしてまた今回もビッグな話題を提供してくれました。
来シーズンには日米通算200勝も期待される黒田投手、その投球には来年も大注目ですね!
今回も前回に引き続き「費用性資産」の一形態である「棚卸資産」についてお話いたします。
今回は「副産物」「作業屑」を外部に販売したケースでの経理処理について解説いたします。
前回解説した「副産物」「作業屑」を「自家消費」するケースでは、「もしそれを外部から調達した場合、いくら位になるのか」という金額である「見積購入価額」を基礎としました。
それに対して外部に販売する際の処理で基礎とする金額は、「それを外部に販売するとして、一般的にいくら位で売れるのか」を基礎とします。
この金額のことを「見積売却価額」と言います。
例えば豆腐の「副産物」である「おから」を販売する場合であれば、「おから」が豆腐屋さんなどの店頭で大体いくら位で売られているのか、その平均価格などをイメージして頂ければほぼ近い認識かと思います。
そして外部販売の場合、「見積売却価額」に加えてさらもう一つ「見積」しなければなりません。
それは販売するために必要となってくる費用、いわゆる経費です。
「副産物」「作業屑」に限らず、通常の「商品」や「製品」を販売する場合でも、人件費や運搬費、家賃や水道光熱費・通信費など様々な経費がそれを売るまでにはかかってきます。
「副産物」「作業屑」を経理処理する際の金額は、前述の「見積売却価額」から、それら販売にかかってくるであろう経費の金額である「見積販売費・一般管理費」を差し引いた金額となります。
さらに前回の「自家消費」のケースと同様、そのままではなく加工が必要となる場合は、上記に加えてその加工にかかるであろう費用「見積加工費」も差し引くこととなります。
と言う訳で、外部へ販売する場合の「副産物」「作業屑」の金額についてまとめますと、
加工をしない場合 = 見積売却価額 − 見積販売費・一般管理費
加工をする場合 = 見積売却価額 − 見積販売費・一般管理費 − 見積加工費
となります。
そして上記の金額を用いて、「仕掛品」から振替えるという前回解説した以下の仕訳をして会計計上を行います。
副産物 XXX / 仕掛品 XXX
作業屑 XXX / 仕掛品 XXX
「資産と費用(9)」から半年以上に渡ってお話してきました「棚卸資産」についての解説は以上となります。
次回からはまた異なる「費用性資産」についてお話ししてまいりたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えて自主トレだ!!
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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