経理界のホームラン王?! ノボルの経理スコアブック
資産と費用(22)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
初開催となった「世界野球WBSCプレミア12」が閉幕しました。
日本代表は予選リーグから破竹の6連勝と絶好調でしたが、好事魔多し、準決勝の韓国戦で大逆転負けを喫し、惜しくも初代王者の座を逃してしまいました。
この準決勝については特に終盤の投手の継投策について批判も出ていますが、それ以上に韓国代表の中盤以降これ以上点を与えないという細かい投手交代から感じる勝利への執念と、9回表の攻撃の各打者の集中力と爆発力は敵ながら素晴らしかったと思います。
今回は残念な結果となってしまいましたが、若手主体のチームでもかなりの底力を感じる日本代表でしたので、2017年のWBC、そして2020年の東京オリンピックでの活躍が今からとても楽しみですね!
今回も前回に引き続き「費用性資産」の一形態である「棚卸資産」についてお話いたします。
前回までとりあげてまいりました「棚卸資産」は以下の通りです。
「商品」(「繰越商品」)「製品」「仕掛品」「原材料」「消耗品」「貯蔵品」
主な「棚卸資産」は上記のものでほぼ全てと言っても良いくらいなのですが、特に製造業において重要性はやや低いものの一般的に登場する「棚卸資産」がもう少しあります。
今回はそちらを3種類ほどご紹介いたしたいと思います。
●半製品
「製造・加工が途中までで、まだ完全な製品となっていないもの。
仕掛り品と異なり、販売することができる。」(広辞苑 第六版)
上記の説明の通りなのですが、この「半製品」の例としてよくあげられるのがテレビのディスプレイパネルです。
ディスプレイパネルを自社で製造するテレビの部品の一つとして見るのであればそれは確かに完成品ではありませんが、製造したディスプレイパネル自体は他のメーカーにそのメーカーのテレビの部品としても販売することが可能です。
つまりディスプレイパネルは本来はテレビという「製品」の一部品に過ぎない訳ですが、それだけを他のメーカーなどに販売するのであればそのディスプレイパネルを一つの「製品」として見ることも出来るということです。
そして類似する「仕掛品」との関係については、「半製品」も「仕掛品」もどちらも製造過程にあるという点では同じですが、「半製品」は上記のようにそれだけでも一つの完成品として販売することが出来るものであるのに対し、「仕掛品」は基本的には販売出来るようなものではないといった点で相違しています。
●副産物
「主産物を生産する過程で得られる他の産物。」(広辞苑 第六版)
何かを作ろうとしていたらそのついでに(それ自体も価値を持つ)他のものが出来てしまった、という感じのものです。
よく出される例としては、豆腐を作ると出来てしまう「おから」があります。
「おから」も美味しいですが主役はあくまでも豆腐ですので、それは「副産物」ということになります。
●作業屑
特に金属の加工過程で出てくる削り屑などがこれに当てはまります。
一回の加工で出てくる量は微々たるものであっても、大きな工場などであればトータルで結構な量になったりします。
また金やプラチナなどの貴金属であれば量は少なくてもかなりの価値になることがあります。
さてこれら「半製品」「副産物」「作業屑」に共通するのは、「製造過程で出来てくるものである」という点と「外部に販売することが出来る」という点です。
しかし実は「半製品」と残りの2つ「副産物」「作業屑」では少し経理処理が異なってきます。
次回はその辺りについて解説いたしたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えて自主トレだ!!
初開催となった「世界野球WBSCプレミア12」が閉幕しました。
日本代表は予選リーグから破竹の6連勝と絶好調でしたが、好事魔多し、準決勝の韓国戦で大逆転負けを喫し、惜しくも初代王者の座を逃してしまいました。
この準決勝については特に終盤の投手の継投策について批判も出ていますが、それ以上に韓国代表の中盤以降これ以上点を与えないという細かい投手交代から感じる勝利への執念と、9回表の攻撃の各打者の集中力と爆発力は敵ながら素晴らしかったと思います。
今回は残念な結果となってしまいましたが、若手主体のチームでもかなりの底力を感じる日本代表でしたので、2017年のWBC、そして2020年の東京オリンピックでの活躍が今からとても楽しみですね!
今回も前回に引き続き「費用性資産」の一形態である「棚卸資産」についてお話いたします。
前回までとりあげてまいりました「棚卸資産」は以下の通りです。
「商品」(「繰越商品」)「製品」「仕掛品」「原材料」「消耗品」「貯蔵品」
主な「棚卸資産」は上記のものでほぼ全てと言っても良いくらいなのですが、特に製造業において重要性はやや低いものの一般的に登場する「棚卸資産」がもう少しあります。
今回はそちらを3種類ほどご紹介いたしたいと思います。
●半製品
「製造・加工が途中までで、まだ完全な製品となっていないもの。
仕掛り品と異なり、販売することができる。」(広辞苑 第六版)
上記の説明の通りなのですが、この「半製品」の例としてよくあげられるのがテレビのディスプレイパネルです。
ディスプレイパネルを自社で製造するテレビの部品の一つとして見るのであればそれは確かに完成品ではありませんが、製造したディスプレイパネル自体は他のメーカーにそのメーカーのテレビの部品としても販売することが可能です。
つまりディスプレイパネルは本来はテレビという「製品」の一部品に過ぎない訳ですが、それだけを他のメーカーなどに販売するのであればそのディスプレイパネルを一つの「製品」として見ることも出来るということです。
そして類似する「仕掛品」との関係については、「半製品」も「仕掛品」もどちらも製造過程にあるという点では同じですが、「半製品」は上記のようにそれだけでも一つの完成品として販売することが出来るものであるのに対し、「仕掛品」は基本的には販売出来るようなものではないといった点で相違しています。
●副産物
「主産物を生産する過程で得られる他の産物。」(広辞苑 第六版)
何かを作ろうとしていたらそのついでに(それ自体も価値を持つ)他のものが出来てしまった、という感じのものです。
よく出される例としては、豆腐を作ると出来てしまう「おから」があります。
「おから」も美味しいですが主役はあくまでも豆腐ですので、それは「副産物」ということになります。
●作業屑
特に金属の加工過程で出てくる削り屑などがこれに当てはまります。
一回の加工で出てくる量は微々たるものであっても、大きな工場などであればトータルで結構な量になったりします。
また金やプラチナなどの貴金属であれば量は少なくてもかなりの価値になることがあります。
さてこれら「半製品」「副産物」「作業屑」に共通するのは、「製造過程で出来てくるものである」という点と「外部に販売することが出来る」という点です。
しかし実は「半製品」と残りの2つ「副産物」「作業屑」では少し経理処理が異なってきます。
次回はその辺りについて解説いたしたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えて自主トレだ!!
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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