経理界のホームラン王?! ノボルの経理スコアブック
資産と費用(20)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
いよいよ日本シリーズも佳境に入ってきましたね。
日本一の栄冠にどちらのチームが輝くのか、まだまだ目が離せません。
そんな中、先日プロ野球ファン大注目のドラフト会議が行われました。
阪神の金本新監督がハプニングの末見事1位の交渉権を引き当てるなど今年も数々のドラマがありましたが、指名された若者たちにとってはここがプロ野球選手としてのスタートラインです。
今年指名された選手たちの中から将来のスターが生まれてくることを期待しています!
今回は「費用性資産」の一形態である「棚卸資産」についてお話いたします。
「資産と費用(9)」の回からは「繰越商品」(「商品」)について、「資産と費用(13)」の回からは「製品」の他、「原材料」「仕掛品」といった「費用性資産」について解説してきましたが、これらの「費用性資産」を総称して「棚卸資産」と呼びます。
この「棚卸資産」ですが、辞書で調べてみると以下のように記述されています。
「企業会計上、通常の営業循環過程において販売または費消される資産で、棚卸しによって物量的に把握できるもの。商品・製品・仕掛品・原材料・消耗品など。在庫品。」(広辞苑 第六版)
シンプルに言いますと「棚卸し」を行う資産なので「棚卸資産」という名称なのでしょう。
では今度は「棚卸し」を辞書で調べると以下のような記述になっています。
「決算や整理のため在庫の商品・原材料・製品などの種類・数量・品質を調査し、その価額を決定すること。帳簿棚卸しと実地棚卸しとがある。(以下略)」(広辞苑 第六版)
年末(12月末)や年度末(3月末)になると「決算棚卸しのため、休業いたします」というように貼り紙などを出しているお店を見かけるかと思いますが、まさにその「決算棚卸し」がここでいう所の「棚卸し」であり、その「棚卸し」の対象となる「商品」などのことを「棚卸資産」と呼んでいるのです。
このように街中で見かける「決算棚卸し」は主に小売店などで行われ、その対象は基本的に「商品」です。
年末や年度末の時点で店頭や倉庫にある「商品」の「種類・数量・品質」を調べ、決算手続きのひとつとして「資産と費用(12)」で解説したような会計処理を行います。
その際「商品」を「棚卸し」した結果は「期末商品棚卸高」の金額として示されます。
「資産と費用(13)」の回から解説いたしました「製品」や「原材料」「仕掛品」についても、「商品」と同じように決算に際して倉庫や製造ラインにある在庫について「棚卸し」を行って、やはり「資産と費用(19)」などで解説した会計処理を行います。
そして「商品」同様「棚卸し」した結果は「期末製品棚卸高」などの金額で示されます。
さらに「商品」の場合も「製品」「原材料」「仕掛品」の場合でも「商品有高帳」などの帳簿上で調査することを「帳簿棚卸し」、倉庫などに保管されている現物を実際に見て調査することを「実地棚卸し」といいます。
実務上はその両方を行うことがより望ましく、帳簿上の数字と「実地棚卸し」の結果に差異がある場合は、「商品減耗損」(「商品」の現物の数が帳簿より少なかった時)や「商品評価損」(「商品」の現物が汚損している時など)といった勘定科目を用いて、その差異の金額を「売上総利益」から控除する、という会計処理を行います。
今回は前回まで解説してきた「商品」「製品」「原材料」「仕掛品」という「棚卸資産」を見てきましたが、「棚卸資産」は他にもいくつか存在します。
実はすでにこの連載で一年以上前にとりあげていた「棚卸資産」があります。
さてそれは一体何でしょうか?
ヒントはすでに今回の文章の中に隠されていますよ!
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
いよいよ日本シリーズも佳境に入ってきましたね。
日本一の栄冠にどちらのチームが輝くのか、まだまだ目が離せません。
そんな中、先日プロ野球ファン大注目のドラフト会議が行われました。
阪神の金本新監督がハプニングの末見事1位の交渉権を引き当てるなど今年も数々のドラマがありましたが、指名された若者たちにとってはここがプロ野球選手としてのスタートラインです。
今年指名された選手たちの中から将来のスターが生まれてくることを期待しています!
今回は「費用性資産」の一形態である「棚卸資産」についてお話いたします。
「資産と費用(9)」の回からは「繰越商品」(「商品」)について、「資産と費用(13)」の回からは「製品」の他、「原材料」「仕掛品」といった「費用性資産」について解説してきましたが、これらの「費用性資産」を総称して「棚卸資産」と呼びます。
この「棚卸資産」ですが、辞書で調べてみると以下のように記述されています。
「企業会計上、通常の営業循環過程において販売または費消される資産で、棚卸しによって物量的に把握できるもの。商品・製品・仕掛品・原材料・消耗品など。在庫品。」(広辞苑 第六版)
シンプルに言いますと「棚卸し」を行う資産なので「棚卸資産」という名称なのでしょう。
では今度は「棚卸し」を辞書で調べると以下のような記述になっています。
「決算や整理のため在庫の商品・原材料・製品などの種類・数量・品質を調査し、その価額を決定すること。帳簿棚卸しと実地棚卸しとがある。(以下略)」(広辞苑 第六版)
年末(12月末)や年度末(3月末)になると「決算棚卸しのため、休業いたします」というように貼り紙などを出しているお店を見かけるかと思いますが、まさにその「決算棚卸し」がここでいう所の「棚卸し」であり、その「棚卸し」の対象となる「商品」などのことを「棚卸資産」と呼んでいるのです。
このように街中で見かける「決算棚卸し」は主に小売店などで行われ、その対象は基本的に「商品」です。
年末や年度末の時点で店頭や倉庫にある「商品」の「種類・数量・品質」を調べ、決算手続きのひとつとして「資産と費用(12)」で解説したような会計処理を行います。
その際「商品」を「棚卸し」した結果は「期末商品棚卸高」の金額として示されます。
「資産と費用(13)」の回から解説いたしました「製品」や「原材料」「仕掛品」についても、「商品」と同じように決算に際して倉庫や製造ラインにある在庫について「棚卸し」を行って、やはり「資産と費用(19)」などで解説した会計処理を行います。
そして「商品」同様「棚卸し」した結果は「期末製品棚卸高」などの金額で示されます。
さらに「商品」の場合も「製品」「原材料」「仕掛品」の場合でも「商品有高帳」などの帳簿上で調査することを「帳簿棚卸し」、倉庫などに保管されている現物を実際に見て調査することを「実地棚卸し」といいます。
実務上はその両方を行うことがより望ましく、帳簿上の数字と「実地棚卸し」の結果に差異がある場合は、「商品減耗損」(「商品」の現物の数が帳簿より少なかった時)や「商品評価損」(「商品」の現物が汚損している時など)といった勘定科目を用いて、その差異の金額を「売上総利益」から控除する、という会計処理を行います。
今回は前回まで解説してきた「商品」「製品」「原材料」「仕掛品」という「棚卸資産」を見てきましたが、「棚卸資産」は他にもいくつか存在します。
実はすでにこの連載で一年以上前にとりあげていた「棚卸資産」があります。
さてそれは一体何でしょうか?
ヒントはすでに今回の文章の中に隠されていますよ!
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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