資産と費用(17)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
先日、西武の秋山選手がプロ野球史上6人目のシーズン200安打を達成しました。
しかも西武は今シーズンまだ10試合ほど残っていますので、阪神・マートン選手が持っているシーズン214安打の日本記録の更新も十分に狙える所です。
プロ野球でも少し前までは若手といえば投手に目立った選手が多かった印象ですが、前回話題にした山田選手・柳田選手やこの秋山選手と凄い打者がどんどん出てきてこれもまた嬉しいですね!
今回も前回に引き続き「費用性資産」の例として「製品」をとりあげます。
「資産と費用(14)」の回から「製造原価報告書」について見てきていますが、今回は「当期総製造費用」から最後の「当期製品製造原価」までについてお話いたします。
当期総製造費用 XXXXX
期首仕掛品棚卸高 XXXX
合 計 XXXXX
期末仕掛品棚卸高 XXXX
当期製品製造原価 XXXXX
この部分についても前々回お話いたしました「Ⅰ 材料費」の部分と同じく、以前見てきました商品売買における損益計算書の「売上原価」の所と類似しています。
Ⅰ 売上高 XXX
Ⅱ 売上原価
1.期首商品棚卸高 XXX
2.当期商品仕入高 XXX
合 計 XXX
3.期末商品棚卸高 XXX XXX
売上総利益 XXX
上記が損益計算書の「売上総利益」までの部分ですがこの中の「売上原価」の内訳項目で言うと、
「1.期首商品棚卸高」 ←→ 「期首仕掛品棚卸高」
「2.当期商品仕入高」 ←→ 「当期総製造費用」
「3.期末商品棚卸高」 ←→ 「期末仕掛品棚卸高」
このような対応関係になっています。
上の2項目の順番が逆になっていますが、その2項目を足して「合計」を計算しているという点では一致しています。
「当期総製造費用」については前回お話しした通り、「製造原価報告書」の上部で集計した「当期材料費」「当期労務費」「当期経費」の合計値ですが、では「期首仕掛品棚卸高」と「期末仕掛品棚卸高」はどこから来たのでしょうか?
「期首〜棚卸高」「期末〜棚卸高」という表現は「商品」や「材料」と同じなので何となくイメージが出来ると思いますが、「仕掛品」という言葉は初めて見る方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はこの「仕掛品」も本テーマの主人公である「費用性資産」の一種なのです。
と言う訳で、次回は「仕掛品」の解説をした上で「製造原価報告書」のお話を締めたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
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