資産と費用(13)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
先週末は一年に一度の球宴、オールスターでしたね。
結果は交流戦では完敗だったセ・リーグが意地を見せての2連勝となりました。
今年のオールスターを見ていて、やはり個々の選手の力量ではパ・リーグに分がありそうですが、セ・リーグの各選手は現在プロ野球史上稀に見る大混戦で一試合も気が抜けない中、オールスターではのびのびと力が発揮できていたように感じられました。
いずれにせよ今年のペナントレースもこれで折り返し、後半戦も楽しみですね!
今回からは「費用性資産」の例として「製品」をとりあげます。
前回までは商品売買の会社で行われる処理として「繰越商品」と売上原価の関係を見てきました。
日商簿記3級の売上原価の算定では商品を仕入れて販売するという形態の会社だけがその範囲ですが、売上原価を計算する上でもう一つ重要な論点になるのが製品を製造して販売する会社、いわゆるメーカーです。
ちなみにメーカーでの売上原価算定については日商簿記では2級以上(工業簿記、原価計算)で学習します。
メーカーの損益計算書の冒頭、売上総利益までの部分は以下のようになっています。
Ⅰ 売上高 XXX
Ⅱ 売上原価
1.期首製品棚卸高 XXX
2.当期製品製造原価 XXX
合 計 XXX
3.期末製品棚卸高 XXX XXX
売上総利益 XXX
何か見覚えがあるような気がしますよね。
その通りで、前回「資産と費用(12)」で紹介した商品売買の会社の損益計算書とほぼ同じ形式です。
異なるのは、
(前回)「1.期首商品棚卸高」 ⇒ (今回)「1.期首製品棚卸高」
(前回)「2.当期商品仕入高」 ⇒ (今回)「2.当期製品製造原価」
(前回)「3.期末商品棚卸高」 ⇒ (今回)「3.期末製品棚卸高」
といった所で、基本的に「商品」が「製品」に入れ替わっただけです。
そんな訳で、メーカーの売上原価計算も商品売買と基本的には同じということで一件落着、としたい所なのですがそうは問屋が卸しません。
先程の損益計算書をよく見てみると、一ヶ所大きく言葉が異なる所があります。
(前回)「2.当期商品仕入高」 ⇒ (今回)「2.当期製品製造原価」
上記は「商品」が「製品」になっているだけでなく、「仕入高」の所が「製造原価」となっています。
「商品」は元々外部から購入(仕入)しているので「仕入高」となっており、「製品」は会社内で作っている(製造している)から「製造原価」となっているのですが、注目して頂きたいのは「製造原価」の「原価」という言葉です。
同じ「原価」である「売上原価」は前回まで見てきたように一定の計算によって求められましたが、この「製造原価」も何らかのプロセスを経て計算されたものなのでしょうか。
それは...
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
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