経理界のホームラン王?! ノボルの経理スコアブック
資産と費用(10)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
プロ野球交流戦も終盤戦に突入しましたが、やはり今年もパ・リーグが強いですね〜
セ・リーグも阪神の好調があり実際の両リーグの勝敗差はそれほどでもないのですが、個々の選手の実力はやはりパ・リーグが上回っているように感じます。
これまでは投手力の差が大きいように思っていましたが、特に今年に関してはパ・リーグ打撃陣のスイングの強さが印象的です。
毎年のようにやられっぱなしのセ・リーグの各球団には、さらなる奮起を期待します!
今回は前回に引き続き「費用性資産」の例として「繰越商品」をとりあげます。
前回の最後にお話ししたように「繰越商品」という勘定科目は貸借対照表には出てきません。
ではどこに消えてしまうかというと、「繰越商品」の期末残高の金額は、
そっくりそのまま「商品」という勘定科目で貸借対照表に表示されます。
ということは決算整理で以下のような振替の仕訳をしていそうですよね。
商品 △△△ / 繰越商品 △△△
しかし実際にはこのような仕訳は行いません。
手元にある日商簿記3級の参考書を見てみると、
「財務諸表の作成」というページの貸借対照表を解説している箇所に、
「『繰越商品』ではなく、『商品』と記入」
とさりげなく書いてあるだけでした。
(参照:スッキリわかる 日商簿記3級 第6版(TAC出版)259ページ)
せっかく仕訳で用いた勘定科目を何の処理もせずに違う勘定科目にしてしまう、というのはどうもスッキリしませんよね。
結論を申し上げてしまうと、お馴染みの「し・くり・くり・し」は売上原価を算定するための仕訳そのものではありません。
さらに誤解を恐れずに言ってしまうと、あくまで簿記検定の問題のために単純化された仕訳という感じなのです。
そもそも「売上原価」という勘定科目も「し・くり・くり・し」では登場していないのに、最終的な損益計算書には表示されます。
これについても先程と同じ日商簿記3級の参考書では、
「「『仕入』ではなく、『売上原価』と記入」
と書いてあるだけで、これ以上何の解説もされていません。
(参照:同258ページ)
実は実際に売上原価を算定する際に行う仕訳は、全く別のものになるのです。
そのヒントとなるのは、やはり日商簿記3級で学ぶ売上原価算定のための以下の計算式です。
(参照:同254ページ)
売上原価 = 期首商品棚卸高 + 当期商品仕入高 − 期末商品棚卸高
この計算式には4つの用語が登場しています。
「売上原価」は損益計算書に表示される費用の勘定科目であるということは皆さんご存知でしょうが、
残りの3つの用語については…
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
プロ野球交流戦も終盤戦に突入しましたが、やはり今年もパ・リーグが強いですね〜
セ・リーグも阪神の好調があり実際の両リーグの勝敗差はそれほどでもないのですが、個々の選手の実力はやはりパ・リーグが上回っているように感じます。
これまでは投手力の差が大きいように思っていましたが、特に今年に関してはパ・リーグ打撃陣のスイングの強さが印象的です。
毎年のようにやられっぱなしのセ・リーグの各球団には、さらなる奮起を期待します!
今回は前回に引き続き「費用性資産」の例として「繰越商品」をとりあげます。
前回の最後にお話ししたように「繰越商品」という勘定科目は貸借対照表には出てきません。
ではどこに消えてしまうかというと、「繰越商品」の期末残高の金額は、
そっくりそのまま「商品」という勘定科目で貸借対照表に表示されます。
ということは決算整理で以下のような振替の仕訳をしていそうですよね。
商品 △△△ / 繰越商品 △△△
しかし実際にはこのような仕訳は行いません。
手元にある日商簿記3級の参考書を見てみると、
「財務諸表の作成」というページの貸借対照表を解説している箇所に、
「『繰越商品』ではなく、『商品』と記入」
とさりげなく書いてあるだけでした。
(参照:スッキリわかる 日商簿記3級 第6版(TAC出版)259ページ)
せっかく仕訳で用いた勘定科目を何の処理もせずに違う勘定科目にしてしまう、というのはどうもスッキリしませんよね。
結論を申し上げてしまうと、お馴染みの「し・くり・くり・し」は売上原価を算定するための仕訳そのものではありません。
さらに誤解を恐れずに言ってしまうと、あくまで簿記検定の問題のために単純化された仕訳という感じなのです。
そもそも「売上原価」という勘定科目も「し・くり・くり・し」では登場していないのに、最終的な損益計算書には表示されます。
これについても先程と同じ日商簿記3級の参考書では、
「「『仕入』ではなく、『売上原価』と記入」
と書いてあるだけで、これ以上何の解説もされていません。
(参照:同258ページ)
実は実際に売上原価を算定する際に行う仕訳は、全く別のものになるのです。
そのヒントとなるのは、やはり日商簿記3級で学ぶ売上原価算定のための以下の計算式です。
(参照:同254ページ)
売上原価 = 期首商品棚卸高 + 当期商品仕入高 − 期末商品棚卸高
この計算式には4つの用語が登場しています。
「売上原価」は損益計算書に表示される費用の勘定科目であるということは皆さんご存知でしょうが、
残りの3つの用語については…
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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