経理界のホームラン王?! ノボルの経理スコアブック
資産と費用(9)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
マイアミ・マーリンズのイチロー選手が、大リーグ通算安打数でついにベーブ・ルースの記録を抜きましたね!
「野球の神様」とまで呼ばれる伝説的な選手の記録ですから、それを上回ったことは本当に素晴らしいと思います。
ちなみにこの機会にあらためてベーブ・ルースの成績を見てみたのですが、打撃成績が怪物級なのは当然のこと、それに加えて投手としての通算成績も94勝46敗防御率2.28ということで想像をはるかに超えていました…
イチロー選手ももちろん超一流の名選手ですが、「野球の神様」ともなるとやはりスケールが違いますね。
今回は「費用性資産」の例として「繰越商品」をとりあげます。
「繰越商品」と言えば、簿記を勉強された方であれば誰もが習うこの仕訳です。
仕入 ××× / 繰越商品 ×××
繰越商品 △△△ / 仕入 △△△
俗に「し・くり・くり・し」と覚える売上原価を算定する決算整理仕訳です。
念のためこの2本の仕訳について簡単に解説いたします。
まず以下の仕訳ですが、
仕入 ××× / 繰越商品 ×××
期中に商品を仕入れた際、いわゆる「三分法」により「仕入」勘定を用いていることが前提となります。
仕訳されている「繰越商品」×××円は前期に売れ残った商品で、すなわち当期期首の在庫です。
簿記検定の問題では、決算整理前の残高試算表に「繰越商品」勘定の残高として表示されています。
そして会計上この期首在庫は当期中に販売されてしまったと考えるため、「繰越商品」×××円を「仕入」に振替えて当期の売上原価に加算する、というのがこの仕訳になります。
次に以下の仕訳ですが、
繰越商品 △△△ / 仕入 △△△
当期中に仕入れた商品のうち△△△円分が売れ残ってしまった場合の処理です。
売れ残ってしまった△△△円は売上原価には参入せず、期末の在庫として表示するため、「仕入」を△△△円減らして、その分「繰越商品」へと振替えているのがこの仕訳です。
そしてこの期末の在庫である「繰越商品」△△△円は、翌期においては期首の在庫となり、翌期の決算で再び「仕入」に振替えられて、翌期の売上原価に加算されることになります。
まとめますと、前期に売れ残った商品の在庫をあらわす「繰越商品」という資産勘定が、当期の決算に際して「仕入」に振替えられて売上原価という費用に加えられ、また当期に売れ残った分は「仕入」という費用から「繰越商品」という資産に振替えられ…、
というように資産である「繰越商品」と費用である「仕入」(売上原価)が表裏一体の関係になっています。
ですので「繰越商品」がいずれは費用に入れ替わる典型的な費用性資産であることがお分かり頂けたかと思います。
しかしこの「繰越商品」という勘定科目、実際の会社の貸借対照表には表示されていません。
それは…
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
マイアミ・マーリンズのイチロー選手が、大リーグ通算安打数でついにベーブ・ルースの記録を抜きましたね!
「野球の神様」とまで呼ばれる伝説的な選手の記録ですから、それを上回ったことは本当に素晴らしいと思います。
ちなみにこの機会にあらためてベーブ・ルースの成績を見てみたのですが、打撃成績が怪物級なのは当然のこと、それに加えて投手としての通算成績も94勝46敗防御率2.28ということで想像をはるかに超えていました…
イチロー選手ももちろん超一流の名選手ですが、「野球の神様」ともなるとやはりスケールが違いますね。
今回は「費用性資産」の例として「繰越商品」をとりあげます。
「繰越商品」と言えば、簿記を勉強された方であれば誰もが習うこの仕訳です。
仕入 ××× / 繰越商品 ×××
繰越商品 △△△ / 仕入 △△△
俗に「し・くり・くり・し」と覚える売上原価を算定する決算整理仕訳です。
念のためこの2本の仕訳について簡単に解説いたします。
まず以下の仕訳ですが、
仕入 ××× / 繰越商品 ×××
期中に商品を仕入れた際、いわゆる「三分法」により「仕入」勘定を用いていることが前提となります。
仕訳されている「繰越商品」×××円は前期に売れ残った商品で、すなわち当期期首の在庫です。
簿記検定の問題では、決算整理前の残高試算表に「繰越商品」勘定の残高として表示されています。
そして会計上この期首在庫は当期中に販売されてしまったと考えるため、「繰越商品」×××円を「仕入」に振替えて当期の売上原価に加算する、というのがこの仕訳になります。
次に以下の仕訳ですが、
繰越商品 △△△ / 仕入 △△△
当期中に仕入れた商品のうち△△△円分が売れ残ってしまった場合の処理です。
売れ残ってしまった△△△円は売上原価には参入せず、期末の在庫として表示するため、「仕入」を△△△円減らして、その分「繰越商品」へと振替えているのがこの仕訳です。
そしてこの期末の在庫である「繰越商品」△△△円は、翌期においては期首の在庫となり、翌期の決算で再び「仕入」に振替えられて、翌期の売上原価に加算されることになります。
まとめますと、前期に売れ残った商品の在庫をあらわす「繰越商品」という資産勘定が、当期の決算に際して「仕入」に振替えられて売上原価という費用に加えられ、また当期に売れ残った分は「仕入」という費用から「繰越商品」という資産に振替えられ…、
というように資産である「繰越商品」と費用である「仕入」(売上原価)が表裏一体の関係になっています。
ですので「繰越商品」がいずれは費用に入れ替わる典型的な費用性資産であることがお分かり頂けたかと思います。
しかしこの「繰越商品」という勘定科目、実際の会社の貸借対照表には表示されていません。
それは…
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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