どうも、野球大好き経理マンのノボルです！

いよいよレギュラーシーズン開幕が迫ってまいりましたが、海の向こうアメリカからダルビッシュ投手の故障という心配なニュースが届きました。
右肘靱帯損傷ということで、まさに今日「トミー・ジョン手術」が行われたようです。

近年大リーグに挑戦した日本人投手でも何人かが同じ故障で手術を受けて復帰していますが、ダルビッシュ投手も無事に手術が成功してまた大活躍を見せてくれることを期待してい ます！

今回は「費用性資産」の例として「前渡金」をとりあげます。

「前渡金」とは、商品や原材料などを仕入れている場合、実際に仕入れる前にあらかじめ手付金を支払った際に使用する勘定科目です。

会計処理としては、以下の例のようになります。

【例】
平成27年1月15日、仕入先A社に商品108,000円（税込）を注文し、手付金として30,000円を現金で支払った。
平成27年2月10日、注文していた商品が納入され、検収が完了した。
平成27年3月31日、A社に対して商品代金と手付金の差額78,000円を現金で支払った。

【会計処理】
平成27年1月15日
前渡金　30,000　／　現金　30,000
平成27年2月10日
仕入　　　100,000 ／　前渡金　30,000
仮払消費税　8,000 ／　買掛金　78,000
平成27年3月31日
買掛金　78,000　／　現金　78,000

「前渡金」は後日商品や原材料などを手に入れることが出来る「権利」ですので、当然「資産」の一種であり、実際にその「権利」が行使されて商品などを得た際には、上記の処理 のように「仕入」という「費用」に振り替えられます。

よって「前渡金」は「費用性資産」であると言うことが出来ます。

なお、よく似た勘定科目として「前払金」という科目がありますが、名前が違うだけで基本的には「前渡金」と同じ内容となります。

ただ実務上の利便性などから、「仕入」に関する手付金を「前渡金」、それ以外に何か購入した際（備品の購入など）の手付金を「前払金」、と区別して使用することもあるようです。

そしてもう一つ似たような勘定科目で「前払費用」という科目がありますが、実はこれは「前渡金」「前払金」とはまさに「似て非なるもの」だったりします。

と言う訳で、次回はこの「前払費用」についてお話いたしたいと思います。

今回はここでゲームセット！
今日も早く仕事を終えて自主トレだ！！