経理界のホームラン王?! ノボルの経理スコアブック
資産と費用(2)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
先日、昭和11年に行われたプロ野球初の優勝決定戦とみられる映像が発見された、というニュースがありました。
その真偽の程はともかくプロ野球黎明期の映像には間違いないようで、大変貴重な資料だと思います。
ここ最近「バンクーバーの朝日」や「KANO」といった映画の公開もあり、古い時代の野球にもスポットが当たるようになってきているのを感じます。
今では毎日当たり前のように野球のニュースに接することが出来ていますが、ここまで野球文化を根付かせてきてくれた先人達の努力には本当に頭の下がる思いがしま
すね。
今回も「資産と費用」をテーマに、引き続き概論についてお話いたしたいと思います。
前回の例で登場したパソコンですが、お話ししたように購入した際にはまず「資産」に計上します。
そして通常、パソコンは使い捨てはせず何年かに渡って使用することになりますが、「資産」に計上した金額はその使用する年ごとに按分して「費用」に振り替えると いう処理を行います。
例えば購入金額500,000円のパソコンを5年間使用するとしますと、以下のように「資産」から「費用」に振替えていきます。(「定額法」※の場合)
(※「定額法」については後日解説いたします)
購入時:「資産」500,000円
1年目:「資産」500,000円−100,000円=400,000円、「費用」100,000円
2年目:「資産」400,000円−100,000円=300,000円、「費用」100,000円
3年目:「資産」300,000円−100,000円=200,000円、「費用」100,000円
4年目:「資産」200,000円−100,000円=100,000円、「費用」100,000円
5年目:「資産」100,000円−100,000円=0円、「費用」100,000円
このように「資産」が毎年少しずつ「費用」に入れ替わっていき、最終的に「資産」に計上していた金額は全て「費用」となります。
この一連の会計処理のことを「減価償却」と言います。
では何故この「減価償却」を行うのでしょうか?
それは前回少し触れましたが「減価償却」の処理が必要となる「資産」は、基本的に「費用」と同じ目的で入手しているためです。
その本質が「費用」と同じなので、本来の姿に戻してあげるといった感じです。
それではそもそも「費用」を支払う目的とは何でしょうか?
一般的に「費用」とは「収益」という「稼ぎ」を得るための「犠牲」であると言われます。
商品を仕入れたり製品を製造したりなどの「犠牲」をはらうことで、初めて売上などの「稼ぎ」をあげることが出来るということです。
「減価償却」する「資産」は「費用」と同じく「稼ぎ」を得るための「犠牲」です。
分かりやすい例としては、製品を製造するための機械などがあげられます。
ただこの機械をすぐに「費用」とせず、いったん「資産」としてから「減価償却」するのは、この機械がその使用する何年もの期間に渡って「稼ぎ」を生み出す「犠牲 」として貢献するためです。
例えばこの機械が10年間製品を作り続けるのであれば、それによって10年間「稼ぎ」がある訳ですから、その「犠牲」も10年間に渡って計上する必要があると考えます 。
そこでまず購入金額の全額を「資産」に計上した後、「減価償却」の手続によって、10年間に渡って毎年一定の金額を「費用」へと振替えていくのです。
それでは全ての「資産」が「費用」へと替わっていくのでしょうか?
実は…
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えて自主トレだ!!
先日、昭和11年に行われたプロ野球初の優勝決定戦とみられる映像が発見された、というニュースがありました。
その真偽の程はともかくプロ野球黎明期の映像には間違いないようで、大変貴重な資料だと思います。
ここ最近「バンクーバーの朝日」や「KANO」といった映画の公開もあり、古い時代の野球にもスポットが当たるようになってきているのを感じます。
今では毎日当たり前のように野球のニュースに接することが出来ていますが、ここまで野球文化を根付かせてきてくれた先人達の努力には本当に頭の下がる思いがしま
すね。
今回も「資産と費用」をテーマに、引き続き概論についてお話いたしたいと思います。
前回の例で登場したパソコンですが、お話ししたように購入した際にはまず「資産」に計上します。
そして通常、パソコンは使い捨てはせず何年かに渡って使用することになりますが、「資産」に計上した金額はその使用する年ごとに按分して「費用」に振り替えると いう処理を行います。
例えば購入金額500,000円のパソコンを5年間使用するとしますと、以下のように「資産」から「費用」に振替えていきます。(「定額法」※の場合)
(※「定額法」については後日解説いたします)
購入時:「資産」500,000円
1年目:「資産」500,000円−100,000円=400,000円、「費用」100,000円
2年目:「資産」400,000円−100,000円=300,000円、「費用」100,000円
3年目:「資産」300,000円−100,000円=200,000円、「費用」100,000円
4年目:「資産」200,000円−100,000円=100,000円、「費用」100,000円
5年目:「資産」100,000円−100,000円=0円、「費用」100,000円
このように「資産」が毎年少しずつ「費用」に入れ替わっていき、最終的に「資産」に計上していた金額は全て「費用」となります。
この一連の会計処理のことを「減価償却」と言います。
では何故この「減価償却」を行うのでしょうか?
それは前回少し触れましたが「減価償却」の処理が必要となる「資産」は、基本的に「費用」と同じ目的で入手しているためです。
その本質が「費用」と同じなので、本来の姿に戻してあげるといった感じです。
それではそもそも「費用」を支払う目的とは何でしょうか?
一般的に「費用」とは「収益」という「稼ぎ」を得るための「犠牲」であると言われます。
商品を仕入れたり製品を製造したりなどの「犠牲」をはらうことで、初めて売上などの「稼ぎ」をあげることが出来るということです。
「減価償却」する「資産」は「費用」と同じく「稼ぎ」を得るための「犠牲」です。
分かりやすい例としては、製品を製造するための機械などがあげられます。
ただこの機械をすぐに「費用」とせず、いったん「資産」としてから「減価償却」するのは、この機械がその使用する何年もの期間に渡って「稼ぎ」を生み出す「犠牲 」として貢献するためです。
例えばこの機械が10年間製品を作り続けるのであれば、それによって10年間「稼ぎ」がある訳ですから、その「犠牲」も10年間に渡って計上する必要があると考えます 。
そこでまず購入金額の全額を「資産」に計上した後、「減価償却」の手続によって、10年間に渡って毎年一定の金額を「費用」へと振替えていくのです。
それでは全ての「資産」が「費用」へと替わっていくのでしょうか?
実は…
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えて自主トレだ!!
掲載日:
※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。