経理界のホームラン王?! ノボルの経理スコアブック
福利厚生費(最終回)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
また少し前の話題になってしまいましたが、米大リーグ挑戦が取り沙汰されていた阪神の鳥谷選手の残留が決まりましたね。
全国の阪神ファンの皆さんはきっと一安心されたことだと思います。
個人的にはアメリカで活躍する鳥谷選手を見てみたかった気持ちもありますが、これで今シーズンのセ・リーグは俄然盛り上がりそうですね。
三連覇中の巨人に対して、昨年日本シリーズに進出し鳥谷選手の残留で戦力充実の阪神、若手選手の躍進に何と言っても黒田投手の復帰で最も勢いのある広島、そしてFAによる大補強で不気味な存在となったヤクルトなど、今年は近年にない大混戦となりそうで今からとても楽しみです!
今回は「福利厚生費」の最終回としてまとめのお話をいたします。
「福利厚生費」は繰り返しになりますが「会社が(給料以外で)社員の幸福のために支出する費用」全般を指します。
そのため、その適用範囲は非常に広いものとなります。
この連載でも全部で8種類のケースを紹介いたしましたが、今回取り上げなかった例としても、社員食堂や社員用の休憩室・娯楽室・ジムなどの運営費、社内の運動会・クラブ活動 などの補助金、社員が業務に活かせる資格を取得する際の奨励金、それから社員が受診する健康診断や人間ドックの費用など、様々なものがあげられます。
このように「福利厚生費」に該当する費用は多岐に渡りますが、これらの例示からもお分かりのように「福利厚生費」は「社員の幸福のための費用」ではあるものの、必ずしも会社の事業を遂行する上で必須の費用ではありません。
ですので、会社全体の費用における「福利厚生費」の占める割合については、その会社の規模や業種・業態とはあまり関連性はなく、それぞれの会社の経営層の考え方によってまちまちです。
一般的には「福利厚生費が多い」=「福利厚生が充実している」=「良い会社」というイメージを持たれています。
確かに「福利厚生費」は基本的には社員のための支出なので社員にとっては悪いものではないのですが、経営層が社員の幸福を一義的に考えて「福利厚生費」を支出しているとは決して限らない面もあります。
「福利厚生費」は会社にとっては「何にいくら使うか」がかなり自由に決められる費用ですので、節税のために利益を調整することを主目的として支出されることもあるのです。
「税金を多く払うくらいならその分社員に還元したい」という考え方は当然のようにも感じられますが、税務当局からすると「税金を減らすために不要な出費をしている」とも見られかねません。
よって、前のシリーズで取り上げました「会議費」と同様、「福利厚生費」も税務調査の際に目を付けられやすい項目です。
やはり繰り返しにはなってしまいますが、税務署から否認される可能性は低くする意味でも、「福利厚生費」に関しても社内規定等でしっかりと明文化しておくことが重要になります。
「福利厚生費」についてのお話はここまでといたします。
次回からはまた別の項目について取り上げてまいりたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えて自主トレだ!!
また少し前の話題になってしまいましたが、米大リーグ挑戦が取り沙汰されていた阪神の鳥谷選手の残留が決まりましたね。
全国の阪神ファンの皆さんはきっと一安心されたことだと思います。
個人的にはアメリカで活躍する鳥谷選手を見てみたかった気持ちもありますが、これで今シーズンのセ・リーグは俄然盛り上がりそうですね。
三連覇中の巨人に対して、昨年日本シリーズに進出し鳥谷選手の残留で戦力充実の阪神、若手選手の躍進に何と言っても黒田投手の復帰で最も勢いのある広島、そしてFAによる大補強で不気味な存在となったヤクルトなど、今年は近年にない大混戦となりそうで今からとても楽しみです!
今回は「福利厚生費」の最終回としてまとめのお話をいたします。
「福利厚生費」は繰り返しになりますが「会社が(給料以外で)社員の幸福のために支出する費用」全般を指します。
そのため、その適用範囲は非常に広いものとなります。
この連載でも全部で8種類のケースを紹介いたしましたが、今回取り上げなかった例としても、社員食堂や社員用の休憩室・娯楽室・ジムなどの運営費、社内の運動会・クラブ活動 などの補助金、社員が業務に活かせる資格を取得する際の奨励金、それから社員が受診する健康診断や人間ドックの費用など、様々なものがあげられます。
このように「福利厚生費」に該当する費用は多岐に渡りますが、これらの例示からもお分かりのように「福利厚生費」は「社員の幸福のための費用」ではあるものの、必ずしも会社の事業を遂行する上で必須の費用ではありません。
ですので、会社全体の費用における「福利厚生費」の占める割合については、その会社の規模や業種・業態とはあまり関連性はなく、それぞれの会社の経営層の考え方によってまちまちです。
一般的には「福利厚生費が多い」=「福利厚生が充実している」=「良い会社」というイメージを持たれています。
確かに「福利厚生費」は基本的には社員のための支出なので社員にとっては悪いものではないのですが、経営層が社員の幸福を一義的に考えて「福利厚生費」を支出しているとは決して限らない面もあります。
「福利厚生費」は会社にとっては「何にいくら使うか」がかなり自由に決められる費用ですので、節税のために利益を調整することを主目的として支出されることもあるのです。
「税金を多く払うくらいならその分社員に還元したい」という考え方は当然のようにも感じられますが、税務当局からすると「税金を減らすために不要な出費をしている」とも見られかねません。
よって、前のシリーズで取り上げました「会議費」と同様、「福利厚生費」も税務調査の際に目を付けられやすい項目です。
やはり繰り返しにはなってしまいますが、税務署から否認される可能性は低くする意味でも、「福利厚生費」に関しても社内規定等でしっかりと明文化しておくことが重要になります。
「福利厚生費」についてのお話はここまでといたします。
次回からはまた別の項目について取り上げてまいりたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えて自主トレだ!!
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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