経理界のホームラン王?! ノボルの経理スコアブック
消耗品費(4)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
巷では来週開幕するサッカーワールドカップの話題で持ちきりですが、プロ野球の交流戦も佳境に入ってきましたね。
交流戦では例年パ・リーグの強さばかりが目立っていましたが、今年はセ・リーグの各球団もかなり頑張っているのではないでしょうか。
その中でも特に投手陣がだいぶ整ってきたDeNAの健闘が光っています。
元々攻撃力はかなりありますし、さらに前回もお話ししたキューバの至宝グリエル選手もまもなく一軍に合流します。
まだまだ借金の多いDeNAですが、ここからの巻き返しに期待しています!
今回も前回に引き続き「消耗品費」についてお話いたします。
【ケース4】
平成26年6月4日、自社ウェブページ製作用にPC1台と周辺機器・ソフトウェアを発注し、翌日届けられた。
なお、代金は翌月末に銀行振込にて支払う。
(発注内容)
デスクトップPC本体(OSインストール済み) 1台 86,400円
PC用モニター 1台 21,600円
その他PC用周辺機器(キーボード、マウスなど) 計 10,800円
ウェブページ作成ソフト 1個 54,000円
デザイン用ソフト 1個 108,000円
【会計処理】
器具備品 110,000 / 未払金 280,800
仮払消費税 8,800 /
消耗品費 50,000 /
仮払消費税 4,000 /
ソフトウェア 100,000 /
仮払消費税 8,000 /
【解説】
前回、単価10万円以上のものは資産計上、単価10万円未満のものは費用処理、というお話をしましたが、今回はその続きになります。
今回のケースでは前回のケースと同じようにPCを購入していますが、前回同様PC本体の単価が10万円未満であるにもかかわらず、前回は「消耗品費」として処理したのに対して今回
は「器具備品」として資産計上しています。
これは何故かといいますと、こうした備品の単価を10万円判定する場合、一体となって使用するものは1組としてその合計金額で判断することになるためです。
このケースの場合ですと、デスクトップPC本体とモニター・キーボード・マウスなどはセットで使用しますので、これらを1組と見てその合計金額が10万円以上であるため資産に計上す
ることになるのです。
また今回のケースではPC用にソフトウェアを購入していますが、このソフトウェアについても備品と同様10万円判定を行い、10万円未満のものを「消耗品費」(または「ソフトウェア
費」など)として費用処理し、10万円以上のものを「ソフトウェア」として資産計上します。
ここで「ソフトウェアもPCにインストールして使うんだからPC本体の単価に含めないの?」
といった疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
考え方としては「それと組み合わせることで初めて使用できるようになるかどうか」で判断すれば良いかと思います。
今回のケースのデスクトップPCですと、モニターやキーボード・マウスがなければ操作をすることが出来ず、それらを組み合わせることで初めて使えるようになります。
それに対して今回購入したソフトウェアはインストールしなくてもこのPCは使用できますので一体不可分のものとは捉えません。
しかし同じソフトウェアでもPCにあらかじめインストールされているOSはそれがなくてはPC自体が使えませんので、一体不可分のものと考えてPC本体の単価に含めて10万円の判
定を行います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
巷では来週開幕するサッカーワールドカップの話題で持ちきりですが、プロ野球の交流戦も佳境に入ってきましたね。
交流戦では例年パ・リーグの強さばかりが目立っていましたが、今年はセ・リーグの各球団もかなり頑張っているのではないでしょうか。
その中でも特に投手陣がだいぶ整ってきたDeNAの健闘が光っています。
元々攻撃力はかなりありますし、さらに前回もお話ししたキューバの至宝グリエル選手もまもなく一軍に合流します。
まだまだ借金の多いDeNAですが、ここからの巻き返しに期待しています!
今回も前回に引き続き「消耗品費」についてお話いたします。
【ケース4】
平成26年6月4日、自社ウェブページ製作用にPC1台と周辺機器・ソフトウェアを発注し、翌日届けられた。
なお、代金は翌月末に銀行振込にて支払う。
(発注内容)
デスクトップPC本体(OSインストール済み) 1台 86,400円
PC用モニター 1台 21,600円
その他PC用周辺機器(キーボード、マウスなど) 計 10,800円
ウェブページ作成ソフト 1個 54,000円
デザイン用ソフト 1個 108,000円
【会計処理】
器具備品 110,000 / 未払金 280,800
仮払消費税 8,800 /
消耗品費 50,000 /
仮払消費税 4,000 /
ソフトウェア 100,000 /
仮払消費税 8,000 /
【解説】
前回、単価10万円以上のものは資産計上、単価10万円未満のものは費用処理、というお話をしましたが、今回はその続きになります。
今回のケースでは前回のケースと同じようにPCを購入していますが、前回同様PC本体の単価が10万円未満であるにもかかわらず、前回は「消耗品費」として処理したのに対して今回
は「器具備品」として資産計上しています。
これは何故かといいますと、こうした備品の単価を10万円判定する場合、一体となって使用するものは1組としてその合計金額で判断することになるためです。
このケースの場合ですと、デスクトップPC本体とモニター・キーボード・マウスなどはセットで使用しますので、これらを1組と見てその合計金額が10万円以上であるため資産に計上す
ることになるのです。
また今回のケースではPC用にソフトウェアを購入していますが、このソフトウェアについても備品と同様10万円判定を行い、10万円未満のものを「消耗品費」(または「ソフトウェア
費」など)として費用処理し、10万円以上のものを「ソフトウェア」として資産計上します。
ここで「ソフトウェアもPCにインストールして使うんだからPC本体の単価に含めないの?」
といった疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
考え方としては「それと組み合わせることで初めて使用できるようになるかどうか」で判断すれば良いかと思います。
今回のケースのデスクトップPCですと、モニターやキーボード・マウスがなければ操作をすることが出来ず、それらを組み合わせることで初めて使えるようになります。
それに対して今回購入したソフトウェアはインストールしなくてもこのPCは使用できますので一体不可分のものとは捉えません。
しかし同じソフトウェアでもPCにあらかじめインストールされているOSはそれがなくてはPC自体が使えませんので、一体不可分のものと考えてPC本体の単価に含めて10万円の判
定を行います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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