どうも、野球大好き経理マンのノボルです！
プロ野球開幕から一ヶ月余り、各球団の状況はかなり明暗が分かれてきましたが、セ・リーグの上位三球団の共通点として外国人打者の好調があげられると思います。
特に今シーズンからの新戦力である阪神のゴメス選手と巨人のアンダーソン選手の二人は、開幕前の低評価はなんだったのか、という素晴らしい活躍を見せてくれています。
もちろん日本人選手たちにも負けずに頑張って欲しいとは思いますが、贔屓のチームの新外国人選手が大当たりだったときは何とも嬉しいものですよね。

今回も前回に引き続き「消耗品費」についてお話いたします。

【ケース２】
平成27年3月15日、庶務部のEさんはボールペン10本（1,620円）と電球5個（1,080円）を購入し、支払った金額は即日現金で精算した。
平成27年3月31日、決算に際しそれぞれ未使用残高を調べた所、ボールペン4本と電球3個が未使用であった。

【会計処理】
（平成27年3月15日）
消耗品費　　1,500／現金2,700
仮払消費税　　120／
消耗品費　　1,000／
仮払消費税　　 80／
（平成27年3月31日）
仕訳なし

【解説】
前回、日商簿記3級でお馴染みの消耗品に関する処理として「費用法」と「資産法」についてお話しましたが、前回も申し上げました通り、実務ではその処理はほとんど行われず、上記のように購入時に全額「消耗品費」として計上して決算では何も処理しないのが一般的です。
本来であれば簿記で学習するように未使用分については資産計上するのが原則なのですが、今回購入されているボールペンや電球のように会社で経常的に消費する消耗品であり、またその購入量や金額も重要性に乏しいものについては資産計上しない処理も認められています。
これは会計上でも税法上でも認められている内容ですので、消耗品の棚卸などの煩雑な作業を避けるため、多くの場合この資産計上しない処理を採用しています。

これに対して原則どおり資産計上する場合は以下のような処理になります。
貯蔵品　1,200／消耗品費　1,200
実務上、計上する資産の科目は「消耗品」ではなく「貯蔵品」となります。
また、消費税については購入した決算期において全額をその期に納付する消費税額の計算に反映させるので、消耗品費から貯蔵品に振替える金額は消費税抜きの金額とします。

今回はここでゲームセット！
今日も早く仕事を終えてナイターへ！！