経理界のホームラン王?! ノボルの経理スコアブック
消耗品費(1)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
大リーグでプレーしている日本人選手では今年は何と言っても田中投手が注目を集めていますが、先日メッツの松坂投手が今シーズン初の メジャー昇格を果たしました。
このニュースも田中投手らの活躍の陰でひっそりとされていた印象で、2007年に鳴り物入りでレッドソックスに入団した当時とは今昔の感 があります。
甲子園での奇跡のような大活躍から松坂投手を見ている多くの野球ファンは彼の復活を心から祈っていると思います。
当面は中継ぎでの起用が続くようですが、とにかくどんな形でも良い結果を残してもらいたいです。
頑張れ、松坂大輔!!
今回から取り上げます勘定科目は「消耗品費」です。
この「消耗品費」はこれまでこの連載で採り上げてきました勘定科目と同じく、やはり実務上経費精算などで頻出する科目です。
さらにこれまで採り上げてきた科目は簿記検定などではあまり登場しない科目でしたが、「消耗品費」は日商簿記3級を勉強された人などには馴染みのある科目であると思います。
ではまず日商簿記3級で「消耗品費」がどのような形で扱われていたか見てみましょう。
「消耗品費」の処理は決算整理の手続の一環として学習することになります。
期中に購入した消耗品のうち、期中に使用した分を「消耗品費」として費用計上し、期中に使用せず期末時点で残っている分を「消耗品」 勘定で資産計上するという処理です。
その際の会計処理の方法として、「費用法」と「資産法」という2つの方法があります。
以下に具体例を挙げてそれぞれの処理を示します。
【ケース1】
X月XX日、総務部のDさんは消耗品2,500円を購入し、支払った金額は即日現金で精算した。
後日決算に際し消耗品の未使用残高を調べた所、1,000円分が未使用であった。
(期首に未使用分はなく期中の購入は上記のみとする、また消費税は考慮しない)
【会計処理】
(1)「費用法」の場合
(購入時)消耗品費 2,500 / 現金 2,500
(決算時)消耗品 1,000 / 消耗品費 1,000
(2)「資産法」の場合
(購入時)消耗品 2,500 / 現金 2,500
(決算時)消耗品費 1,500 / 消耗品 1,500
【解説】
上記の会計処理の通り、「費用法」では購入時に全額「消耗品費」として費用計上した上で、期末時点で未使用分だけを資産である「消耗品」勘定に振り替えます。
対して「資産法」では、購入時に全額資産計上して、決算で使用分だけを費用に振り替えるという処理を行います。
どちらの方法で処理したとしても、貸借対照表の流動資産の項目に「消耗品」が「1,000円」、損益計算書の販売費及び一般管理費の項目に「消耗品費」が「1,500円」計上されることには違いはありません。
日商簿記3級を学習されたことのある皆さんにはすでにお馴染みの上記の処理ですが、実務上でこの処理をしている会社はほとんどないと思います。
という訳で、次回から「消耗品費」に関わる実務的な処理を見てまいります。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
大リーグでプレーしている日本人選手では今年は何と言っても田中投手が注目を集めていますが、先日メッツの松坂投手が今シーズン初の メジャー昇格を果たしました。
このニュースも田中投手らの活躍の陰でひっそりとされていた印象で、2007年に鳴り物入りでレッドソックスに入団した当時とは今昔の感 があります。
甲子園での奇跡のような大活躍から松坂投手を見ている多くの野球ファンは彼の復活を心から祈っていると思います。
当面は中継ぎでの起用が続くようですが、とにかくどんな形でも良い結果を残してもらいたいです。
頑張れ、松坂大輔!!
今回から取り上げます勘定科目は「消耗品費」です。
この「消耗品費」はこれまでこの連載で採り上げてきました勘定科目と同じく、やはり実務上経費精算などで頻出する科目です。
さらにこれまで採り上げてきた科目は簿記検定などではあまり登場しない科目でしたが、「消耗品費」は日商簿記3級を勉強された人などには馴染みのある科目であると思います。
ではまず日商簿記3級で「消耗品費」がどのような形で扱われていたか見てみましょう。
「消耗品費」の処理は決算整理の手続の一環として学習することになります。
期中に購入した消耗品のうち、期中に使用した分を「消耗品費」として費用計上し、期中に使用せず期末時点で残っている分を「消耗品」 勘定で資産計上するという処理です。
その際の会計処理の方法として、「費用法」と「資産法」という2つの方法があります。
以下に具体例を挙げてそれぞれの処理を示します。
【ケース1】
X月XX日、総務部のDさんは消耗品2,500円を購入し、支払った金額は即日現金で精算した。
後日決算に際し消耗品の未使用残高を調べた所、1,000円分が未使用であった。
(期首に未使用分はなく期中の購入は上記のみとする、また消費税は考慮しない)
【会計処理】
(1)「費用法」の場合
(購入時)消耗品費 2,500 / 現金 2,500
(決算時)消耗品 1,000 / 消耗品費 1,000
(2)「資産法」の場合
(購入時)消耗品 2,500 / 現金 2,500
(決算時)消耗品費 1,500 / 消耗品 1,500
【解説】
上記の会計処理の通り、「費用法」では購入時に全額「消耗品費」として費用計上した上で、期末時点で未使用分だけを資産である「消耗品」勘定に振り替えます。
対して「資産法」では、購入時に全額資産計上して、決算で使用分だけを費用に振り替えるという処理を行います。
どちらの方法で処理したとしても、貸借対照表の流動資産の項目に「消耗品」が「1,000円」、損益計算書の販売費及び一般管理費の項目に「消耗品費」が「1,500円」計上されることには違いはありません。
日商簿記3級を学習されたことのある皆さんにはすでにお馴染みの上記の処理ですが、実務上でこの処理をしている会社はほとんどないと思います。
という訳で、次回から「消耗品費」に関わる実務的な処理を見てまいります。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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