通信費と荷造運賃(3)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
先週末からオープン戦が本格的に始まりましたね。
まだまだ各球団調整中の段階ですが、やはり試合が始まるとワクワクします。
個人的に今年注目しているのは横浜DeNAベイスターズなのですが、土曜日の試合では昨年のセ・リーグ覇者の巨人に圧勝したかと思いきや、日曜日には昨年パ・リーグ最下位の日本ハムに完敗していました。
やはり今年のベイスターズも投手力は厳しいようですが、ルーキーの頃から注目している筒香選手も現在打ちまくっていますので、昨年以上に打線の破壊力に期待したいと思います!!
今回も前回に引き続き「通信費」と「荷造運賃」についてお話いたします。
【ケース2】
X月XX日、仕入先C社より商品を仕入れ、代金105,000円は掛けとした。
また、仕入れの際かかった運送費5,250円は運送業者に現金で支払った。
当該商品は即日得意先D社に販売し、代金157,500円は掛けとした。
また、得意先D社への商品の運送費6,300円は運送業者に現金で支払った。
(1)運送費を当社が負担する場合(仕入れ・販売ともに)
(2)運送費を仕入先及び得意先が負担する場合
【会計処理】
(1) 仕入 100,000 / 買掛金 105,000
仮払消費税 5,000 /
仕入 5,000 / 現金 5,250
仮払消費税 250 /
売掛金 157,500 / 売上 150,000
/ 仮受消費税 7,500
荷造運賃 6,000 / 現金 6,300
仮払消費税 300 /
(2) 仕入 100,000 / 買掛金 105,000
仮払消費税 5,000 /
立替金 5,250 / 現金 5,250
売掛金 157,500 / 売上 150,000
/ 仮受消費税 7,500
立替金 6,300 / 現金 6,300
【解説】
今回のケースは「荷造運賃」についての処理となります。
このケースでは商品の運送にかかった費用が次の4つのパターンに分けられます。
①仕入諸掛・当方負担
②A売上諸掛・当方負担
③B仕入諸掛・先方負担
④C売上諸掛・先方負担
ここで、「仕入諸掛」とは仕入れの際にかかった諸経費を、「売上諸掛」は販売の際にかかった諸経費を指しますが、商品の運送費はそれぞれの「諸掛」にあてはまります。
そして「荷造運賃」で処理するのは、原則この中の②のパターンだけになります。
③と④Cの先方負担のパターンでは、運送費はそもそも当社の経費ではなく、一時的に立て替えたものになりますので、「立替金」で処理します。
(「売上諸掛」の先方負担では「売掛金」に含める処理も考えられます)
また①のパターンなのですが、仕入諸掛を当社で負担する場合、商品の仕入原価に含めて計上するのが原則的な処理となるため、販売費である「荷造運賃」とはせずに、「仕入」として計上します。
ただし、仕入諸掛の金額が仕入の金額と比べてかなり少額で重要性が乏しい場合は、「荷造運賃」とする処理も認められています。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えて自主トレだ!!
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