旅費交通費(最終回)
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
前回のコラムの原稿を入稿後、昼休みにヤフーニュースを見ていましたら、「楽天、田中の大リーグ移籍を容認」というニュースが目に飛び込んできました。
その日は終日外出だったため原稿の差し替えをすることが出来ず、皆様には楽天残留という誤った情報をお送りいたしてしまいました。
遅ればせながらここに謹んでお詫び申し上げます。
さてその田中投手ですが、まさに各球団との交渉が大詰めのようです。
現時点ではまだどの球団に入団することになるのかわかりませんが、一野球ファンとしてはまた楽しみが一つ増えてワクワクしますね。
今回は旅費交通費の最終回としてまとめのお話をいたします。
最初にも申し上げましたが、旅費交通費は実務上頻出する勘定科目です。
また一つ一つの取引自体は金額がそれ程大きい訳ではないので、ほとんどルーチンのように処理してしまうことが多いかと思います。
しかしこれまで何回かに分けてお話して来ましたように、決して注意点が少ない訳でもありません。
旅費交通費を処理するにあたり最も重要なことは、再三再四申し上げましたが「規定」をしっかりと作成し運用することです。
「旅費交通費規定」「国内出張規定」「海外出張規定」などその性質ごとに、使用できる交通機関や宿泊費の上限、日当や使用する為替レートなど一般的な常識や同業種の中などで妥当と考えられる「規定」が必要となります。
「規定」がなかったり、あっても正しく運用されていませんと、会社の内部統制上大きな問題がありますし、税務調査で日当などが役員報酬として判断されて損金否認されたり、給与として所得税が徴収されてしまうことも考えられます。
また、他の勘定科目と区別する判断が難しいこともあります。
特に出張では使用した費用をまとめて精算されることが多いと思いますので、精算する人には出張報告をしっかり作成してもらい、経理担当者は漏れの無いように丁寧に確認しましょう。
旅費交通費にまぎれて精算される中ではやはり「交際費」にあたるものが最も重要になりますので、見逃さないように注意して下さい。
さらに海外出張では消費税の判断も求められますし、領収書などの証憑も外国語だったりすることもありますので、最初は難しいと思いますが色々調べながらでも正確な処理を心掛けて下さい。
旅費交通費についてのお話はここまでといたします。
次回からはまた別の勘定科目を取り上げていきたいと思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えて自主トレだ!!
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