「交際費」〜最終回・経理は守りが肝心?!〜
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
年の瀬も迫り、プロ野球でも大物選手たちの契約更改が連日話題になっていますね。
その中でも個人的に印象的だったのが、読売ジャイアンツの山口鉄也投手です。
山口投手は入団当初育成選手契約で年俸は240万円だったのですが、何と来期の年俸はその100倍の2億4千万円(推定)になるということです。
新人サラリーマンそこそこの収入からわずか7年足らずでサラリーマンの生涯収入にも匹敵する年俸になるとは、やはりプロ野球選手はまだまだ夢のある職業だな〜と感じました。
今回で交際費のお話しの最終回といたしたいと思います。
特に小さな企業でよくあることなのですが、社長さんが現金で支払った領収書から経費処理をすることがあります。
そうしますと結構何に使ったのかわからない支出もあったりします。
ネットなどで色々調べてもどうしてもわからない時は直接社長さんに確認するのですが、皆さんお忙しいので余程のことでないと聞き難いのが現実です。
交際費関連ですと飲食代の領収書で迷うことが多いです。
実は飲食代にはいわゆる5,000円基準というものがあります。企業の外部の方が出席している一人当たり5,000円以下の会食代については、出席者の人数や会社名などを記録していれば交際費に含めずに税務上も費用として認めてもらえるというものなのですが、社長さんの領収書には誰との会食で人数は何人などという情報はまず書かれていません。
そういう時にいちいち細かく確認していますと社長さんにもご迷惑になりますので、私の場合は保守的に考えて交際費が疑われる飲食代については全て交際費として処理します。勿論本来であれば全てしっかり確認した上で、出席人数等をきちんと記録し、交際費となるか否かを判定してそのように会計処理すべきなのでしょうが、実際には次善の策として交際費処理を選択しているという訳です。税務上は税金を増やす処理ですので税務署からは歓迎されますし(笑)、会計上も企業会計原則の「保守主義の原則」に沿う処理であると思います。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えて自主トレだ!!
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