「交際費」と「法人税」の深〜い関係!
どうも、野球大好き経理マンのノボルです!
アメリカメジャーリーグではサンフランシスコ・ジャイアンツがワールドシリーズを見事な4連勝でチャンピオンに輝きましたが、日本ではまさに日本シリーズ真っ只中で盛り上がっていますね。
日本でもジャイアンツが頂点に立つのか、はたまたファイターズが意地を見せるのか、最後まで目が離せません!!
今回も引き続き、交際費のお話しをしようかと思います。
このようにしつこく交際費のお話しをしているのは、交際費が他の経費とは性質の異なるものであるためです。それは企業が納付する法人税と関わってきます。
法人税は企業の利益に対して課される税金です。
つまり利益が出ていない企業は支払う必要がないのです。そして利益とは売上などから原価や経費を差し引くことで計算されます。
利益の多い会社は一般に良い会社だと見られますが、その反面法人税をたくさん納めなくてはならなくなります。
株式を上場している企業などは出来るだけ利益を多くしようとしますが、資金繰りの苦しい中小・零細企業ですと逆に利益を出来るだけ少なくして、法人税の納付を少しでも抑えたいと思うことも珍しくありません。
そうしますと利益を減らすため経費を増やそうと考えます。
その時最も安易に使われ易いのが交際費です。
極端な話、社長が自分の遊びのために会社の資金を使ってそれを経費としてしまうのです。
その様な形で法人税を逃れられるのを防ぐため、交際費は基本的には税務上経費として認められません。つまり交際費の分は売上から差し引けないので、その分法人税の対象となる利益が増えてしまいます。
結局交際費はそれ自体の支出でお金が出ていく上、その金額が利益に加算されてさらに税金が課されることになるため、企業にとっては二重の負担となってしまうのです。
今回はここでゲームセット!
今日も早く仕事を終えてナイターへ!!
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