クリスマス雑感
こんにちは、税理士のチョモランマです。
先日のクリスマス、東京では空はきれいに晴れ渡っており、残念ながらホワイトクリスマスとはいかなかった様です(昨日コンビニ○―ソンに寄ったら、表示価格より500円引き、とか1,000円引きとかでケーキが在庫処分されていてなんとなく無残な感じでした...)。一方で、北海道や東北北部では、冬の嵐に警戒が必要との事で、地域によっては、天候が崩れることが多くなっている気がします。
先週も触れましたが、与党税制改正大綱が14日に予定通り出まして、新聞報道にある通り、小規模宅地等の特例や一般社団法人を使った相続対策に規制が入りました(一般社団法人は、特定一般社団法人等に該当すると相続税が課税されるようになりました)。
又、事業承継税制も雇用確保要件は緩和されましたが、どの程度まで雇用確保要件を満たせなかった場合に認めてもらえるのか、は現状不透明ですので、こちらは今後の動向に注目でしょう。
さて、国税庁のHPに「平成28年分の相続税の申告状況について」が掲載されています。
平成28年分の相続税の申告状況について
http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2017/sozoku_shinkoku/index.htm
平成28年の被相続人の数は1,307,748人で、27年と比べますと17,304人増加しており、相続税の申告書の提出に係る被相続人数も105,880人と、27年度と比べると2,837名増加しています。
更に、相続財産の金額の構成比の推移を見ると、年々、土地の占める割合が減少し、現金・預貯金等の額が、少しずつ増加して平成19年の時点で20.5%だったのが、平成28年には31.2%にまで増えています。
それでは今週のメルマガを始めましょう。
先日24日になりますが、相続申告を依頼されたH様宅に出かけてきました。
御主人を亡くされてから(その時は奥様に御依頼頂きました)、ほぼ2年で今度は奥様が亡くなられて、今回はお子さん方相続人3名からの御依頼です。
秋口に御連絡頂きお会いした際に必要書類のリストをお渡ししてあり、書類が揃ったからとの事で何回目かの打合せです(それでも書類が揃うまでに3ヶ月位は掛かっている)。
H様宅は駅から歩いて5分位の所にあり、駅の改札を出てすぐの場所に教会があるのは知っていましたが、丁度午前中10時半ぐらいで、前を通るとドンピシャのタイミングで「清しこの夜」が外まで聞こえてきます。
今年ももう終わりだなあ...、としみじみ実感しました。
途中に中学校があるのですが、こちらは季節感乏しく盛んに部活が行われております(部活一年中やっている様だが、一体いつまでやるんだろう、等と考えてしまう...)。
フェンスの横断幕に「真剣に、取組んでたら、夢かなう」と標語だか川柳だかが書いてあり、考え込まされます。
H様宅での打合せは、書類の確認・点検が主で、スムーズに運びました。
私「必要書類で、残りの法務局関係の書類は、私の方で申請して入手します。後は勿論期限に間に合う様に書類作成を進めていきますが、何分これから忙しい時期に入りますので...(期限に間に合わないと、上記小規模宅地の特例も使えない)」
相続人の一人「それは先生にお任せします、期限内であれば、きちんとやって頂いた方がいいですから...」
といったやり取りがあって、御自宅を後にしました。
相続人3人は全員独立しており、内2人は既に自宅を所有しており、小規模宅地の特例は使えません。
1人だけが貸家住まいなので、その1人が自宅を相続し特例をここで使い、相続財産を圧縮する事になりそうですが、普通の家が2件は建てそうな土地の広さですから、「相続した後ここに住むんだろうか?」等と頭に浮かんできます。
さて、読者の皆様にとって今年一年いかがでしたでしょうか?
人それぞれでしょうが、来るべき年は、上記の標語(川柳)にあやかりたいものですね。
それでは又、来年お会いしましょう!
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