税務調査後日談その四
こんにちは、税理士のチョモランマです。
先日は、台風が近づく中、総選挙が行われ、非常に慌ただしい一日となりました。
その台風は各地に大雨や突風の被害をもたらしたようで、河川が氾濫した地域もあったようです(実は、自分の事務所所在地でも避難勧告が出た地区がありました)。台風は温帯低気圧になると、あっという間に通り過ぎたような気がしてしまいますが、その短い時間に大きな被害が出てしまう事に恐ろしさ(予測不能な大自然のパワー)を覚えます。
被害に遭われた方々が、一日も早く元の生活を取り戻せる様に、と思います。
選挙といえば、二回ほど出た報道各社の予測通りとなりました。
余談ですが、選挙割なるものがあるらしく、投票に行った事を証明すれば飲食店でのサービス等が受けられるそうです(自分の近辺にはそういった店は無いが...)。
自分は夕方、雨足が強くなってきてから投票に行きましたが、某テレビ局の出口調査を頼まれました(殆んどの人が断っているので、気の毒になった訳です...)。
自分「出口調査はいいとして、結果は事前の予想通りなんでしょう?」
テレビ局の人「今回はそうですね...」
数時間後にその通りのニュースが流れました。
前回まで、税務調査後日談として、私的(勝手)な意見(感想、見通し)を綴っていますが、この際ですからもう少々続けさせて下さい。
これらは、私個人が国税通則法について知識不足な事から生じるだけかもしれませんが、通則法や税務調査の手続きについてまとめて勉強?する機会が普通は余り無いとは思います。
そこで私も税理士専門のコンサルタントがレクチャーしている書籍やDVDを購入したりしてはいますが(講師は元国税のOB!が主、私も良く書籍やDVDを購入するOBのキャリア紹介には「税務調査のコンサルタントとして活動し、数千名の税理士に税務調査の正しい対応方法を教えている。」とあります)、最近私は、こういった事こそ税理士会の研修会で行って欲しいものだと考えています。
例えば、事前対策編・事後対策編・交渉編・法令編とか...、確かに修正申告や更正請求の書籍自体は多いですが、多くの税理士会員が実は欲している部分かと思いますので、1年(あるいはそれ以上でも)かけてでも研修会で行えば、低迷する月例会(研修会)の出席率も飛躍的にアップする筈です。
そもそも各支部の税理士会員の多くに税務署OBがいますので、その方々に大いに講師として御活躍頂くのも良いと思います。その場合、当局サイドではなく納税者(税理士)サイドからお話しして頂きたいものです。現実には逆の、違う立場になる訳で、難しい部分もあるでしょうが、中には、変わり身の早い(早過ぎる)方もいる様です。
以下、実際の会話です。
某先生「署長さん(元税務署長です)、御苦労様でした、退職されたら何をされるんですか?」
元署長「辞めたら即、税理士やります!」
余りにも、ハキハキ、サッパリ、スッキリ言われたもので、私は側で会話を聞いていただけですが、「これでなくちゃ、署長まで出世出来ないんだろうな云々...」と考えていた次第です。
続きは次回に...
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