新年度雑感(続)
こんにちは、税理士のチョモランマです。
最近は気温も上昇し、一気に春を通り越して、初夏の様な気候の日もあります。
とは言え、朝晩が肌寒い日もあり、コートがなかなかしまえないと感じておりましたが、改めて春という季節の短さを感じます。
気温差で体調を崩さぬよう、気を付けないといけません。
3月、4月は別れと出会いのシーズンと言われます。
3月下旬に営業を終えた「和風レストラン」B社様とは5年位のお付き合いだったと思います。
勿論、営業はもっと長いですから、自分は何人目かの税理士という事になるでしょう(最近は、1軒目酒場等という居酒屋チェーン店も見かける...)。
土地と建物を大家から借りて営業を続けてきたのですが、売上が下がる状態がここ数年続いてきました。
きっかけになったのは、先ずは「3・11の震災」で外出の客が減り、続いて「消費税8%に値上げ」で外食の客が減った事もありそうです。
自分のお客様で、飲食業は皆様、苦戦されておりますが、近々消費税が10%に上がったら、それこそ決定的な打撃になりはしないかと心配されます。
その反面、報道等では、飲食業では従業員の確保が追い付かない程の忙しさの所もある様ですから、ギャップを感じますが、同じスタイルでずっと続けていくのが難しいのかも知れません。
加えて、B社の大家が変わった人で、店舗が出来て以降に、一度もメンテナンス(修繕)をした事が無く、2年に1回の契約更新もここ3回程していない状況でした。
普通は、宅建業者の仲介で、「売上、近傍物件の実勢価格に応じた家賃に設定し直す(家賃交渉)」とか、「ココが不具合だから、修理して欲しい」云々といった話し合いがもたれるのが普通ですが、それも無く(おそらく交渉の場を持てば、自分に不利な条件になるからだと思う...、因みに不動産の謄本を見てみるとガッチリ金融機関の抵当権が付いていたから、借入の返済もあって大変なのだろうと予測は出来ます)、しかも区画整理にかかっているから、何れはどかなければいけないだろう...、といった要因が重なっていました。
社長は、大家との交渉(敷金の返還等)、市の区画整理担当との交渉(補償金の金額等)、とを天秤にかけて考えられた結果でしょうが、後継者も居ませんし、店を閉める事になった様です。
お店は、自分もたまには食事をしたり、税理士会等の会合で座敷を使わせて頂いたりで、個人的にも思い入れのある場所でしたから、一抹の寂しさはあります。
お店は、チェーン店に売却されて、売却代金は大家を素通りして金融機関の返済に回るらしい...、とまことしやかな風の噂も聞きます。
ここからは、個人的な私見ですが、私は数年前から、社長は年齢的なものもあり、店を早く手仕舞いしたいのでは...、と話しの端々から感じていました。
失礼を承知で言えば、そういった気持ちは、知らず知らずにお客に伝わったかもしれませんし、それで客足が遠のいた部分も実はありはしないか...、そんな気がします。
続きは次回に...
さて、今週の山の天気は...。
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