登山税理士チョモランマ先生の税理士徒然草
確定申告期突入
こんにちは、税理士のチョモランマです。
確定申告の時期に入りました。
どこの会計事務所でも本格モードに突入でしょう。
聞くところによれば、インフルエンザも大流行中との事で気を付けなければなりません。
先日も、顧問先法人の決算説明・押印(12月締め、2月提出)で都内に出かけたのですが、いつもなら書店等に寄り道するところ、直帰しました。
こうして自衛手段を取れる場合はいいのですが、これも先日、確定申告の客先に資料収集とヒアリングで出掛けた時など(自宅兼オフィス)、奥さんに「隣の部屋で子供がインフルエンザで寝ていますけど、気にしないで下さい」と言われてしまいましたが、そんな訳にいきません(正直、ゾッとしました)。
そんな訳で、短い様で、長い1ヶ月が今年も始まりました(そう言えば、同じ支部のA先生は、車が趣味ですが、2月中旬から地方のオートレースに参加されるとか言っていましたが…、余裕ですね)。
さて、前回の続きです。
N様の件ですが、内容については前回迄お話した通りなのですが、N様が言うには、税務署とのやり取りの中で「職員の言っている事がよく分からないし、こちらの言う事も上手く伝わらない様だ」なのだそうです。
大雑把な言い方ですが、職員は聞かれたその事には答えますが、それ以外の事には答えません(=それはこういう意味ですよ、とは言いません、ましてやこうすると節税になりますよ、といったアドヴァイスを求めても無理です)。
N様は、職員に言われたままを私に伝えてきましたが、私が「それはこういう意味だと思いますよ」と話すと納得された様子でした。
職員の方々は公務員ですし、コンサルタントではありませんから仕方の無い部分ですし、納税者サイドに立った役回りが税理士の仕事かもしれません。
年を越してしまったS様の場合にしても、税務調査の後の話し合いでも、調査官は自ら用意してきた主張をただ繰り返すばかりで、私(納税者サイド)が「それはこういう風にも考えられませんか」と言っても聞く耳を持ちません。
話が余りにもかみ合わないので、上の人に代わってもらったのですが、引き取った上司も似たようなもので平行線でした(S様自身はやり取りの内容も理解されてはいません、もちろん私は何度か御説明しました)。
税務署は早く終らせたい、その一点ですので、心ならずも修正申告に応じる事にしました。
所属支部の新年賀詞交換会(新年会)で、日税連会長の神津先生(税理士会のトップです)がお越し下さり、御講演頂きました。
先生のお話の中で、「税理士試験の受験者の減少に見られるように、税理士を目指す人が減っており、税に関する専門家が先細りする様であれば、由々しき事態だ」と述べておられました。
私自身も税務当局と納税者だけでは、税務行政はおそらくスムーズに進んで行かない気がします。
続きは次回に…
おまけ(毎朝自動送信されてくるコンサル会社からのメール)
戦略は、何かを捨て去ることでもある。つまり、何を始めるかでなく、やめるかも大切である。
さて、今週の山の天気は…。
確定申告の時期に入りました。
どこの会計事務所でも本格モードに突入でしょう。
聞くところによれば、インフルエンザも大流行中との事で気を付けなければなりません。
先日も、顧問先法人の決算説明・押印(12月締め、2月提出)で都内に出かけたのですが、いつもなら書店等に寄り道するところ、直帰しました。
こうして自衛手段を取れる場合はいいのですが、これも先日、確定申告の客先に資料収集とヒアリングで出掛けた時など(自宅兼オフィス)、奥さんに「隣の部屋で子供がインフルエンザで寝ていますけど、気にしないで下さい」と言われてしまいましたが、そんな訳にいきません(正直、ゾッとしました)。
そんな訳で、短い様で、長い1ヶ月が今年も始まりました(そう言えば、同じ支部のA先生は、車が趣味ですが、2月中旬から地方のオートレースに参加されるとか言っていましたが…、余裕ですね)。
さて、前回の続きです。
N様の件ですが、内容については前回迄お話した通りなのですが、N様が言うには、税務署とのやり取りの中で「職員の言っている事がよく分からないし、こちらの言う事も上手く伝わらない様だ」なのだそうです。
大雑把な言い方ですが、職員は聞かれたその事には答えますが、それ以外の事には答えません(=それはこういう意味ですよ、とは言いません、ましてやこうすると節税になりますよ、といったアドヴァイスを求めても無理です)。
N様は、職員に言われたままを私に伝えてきましたが、私が「それはこういう意味だと思いますよ」と話すと納得された様子でした。
職員の方々は公務員ですし、コンサルタントではありませんから仕方の無い部分ですし、納税者サイドに立った役回りが税理士の仕事かもしれません。
年を越してしまったS様の場合にしても、税務調査の後の話し合いでも、調査官は自ら用意してきた主張をただ繰り返すばかりで、私(納税者サイド)が「それはこういう風にも考えられませんか」と言っても聞く耳を持ちません。
話が余りにもかみ合わないので、上の人に代わってもらったのですが、引き取った上司も似たようなもので平行線でした(S様自身はやり取りの内容も理解されてはいません、もちろん私は何度か御説明しました)。
税務署は早く終らせたい、その一点ですので、心ならずも修正申告に応じる事にしました。
所属支部の新年賀詞交換会(新年会)で、日税連会長の神津先生(税理士会のトップです)がお越し下さり、御講演頂きました。
先生のお話の中で、「税理士試験の受験者の減少に見られるように、税理士を目指す人が減っており、税に関する専門家が先細りする様であれば、由々しき事態だ」と述べておられました。
私自身も税務当局と納税者だけでは、税務行政はおそらくスムーズに進んで行かない気がします。
続きは次回に…
おまけ(毎朝自動送信されてくるコンサル会社からのメール)
戦略は、何かを捨て去ることでもある。つまり、何を始めるかでなく、やめるかも大切である。
さて、今週の山の天気は…。
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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