登山税理士チョモランマ先生の税理士徒然草
番外編:年頭所感(2)
こんにちは、税理士のチョモランマです。
関東地方では、一昨日結構な雪になりました(暖冬の時の南岸低気圧というのだそうです)。
交通手段にも大いに影響が出たようでした。
私は近くの客先訪問だけでしたので、まだましでしたが、それでも最寄り駅まで行くのに普段の倍は時間も掛かりましたし、電車は来ませんし、それに未だ長靴をかっていない(笑、ただ今、品定中です)ので、ズボンの裾や靴下がぬれて不愉快、極まりありませんでした。
昨日、確定申告だけのお客様から、「今年もお願いします」とのお電話頂きました。
もうそんな時期(繁忙期)になっている訳です。
さて、前回の年頭所感(新春放談ではない)の続きです。
最初は、N様の件です。
N様は数年前に、相続の仕事を御依頼頂き、お引き受けしました。
N様は土地を何箇所もお持ちの大地主の方です。
これだけ聞くと、何だかうらやましい気になりますが、その分固定資産税他、維持管理の為の諸コストも半端ではありません。
土地が市外化区域にあればなおさらです。
注:市街化区域とは積極的に市街化を進める区域で、逆に市街化促進を抑える区域を市街化調整区域といいます、これは前回初夢話に出てきた宅建知識で「都市計画法(税理士試験には無い)」に関するもので、相続の仕事で市役所に行き、固定資産評価証明書を入手するとそこに出ています。
私は当時以外に金融資産が少ないな、と思ったものですが、それが理由です。
作業していた当時、土地の数が多ければそれだけ評価に頭を悩ませる部分も多数あったのですが(広大地、無道路地、名義変更していない土地etc.)、お陰様で調査には至っておりません(基本1年半以内に連絡が無ければ調査は無いようです)。
私の苦労は、申告書を作り上げるところまでと言っていいでしょうが、N様にとっては、計算して出てきた税額をどのように納税するかが問題です。
納税額は数千万、最初は土地の何箇所かを処分して支払う事も検討しました。
地元の不動産業者数社に図ったところ、一様に「そんな金額なの?」といった安い査定です。
業者側は、納税資金に間に合わせたい意向の足下を見て、安く買い叩こうと当然考えます。
N様「背に腹は変えられないとは言っても、先祖から受け継いだ土地をそんな二束三文で手放したくはないですよ」
そこで、一時に金銭で全額納付はやめて、20年間の分割払い(延納)に切り替えて、上手いタイミングで、時間をかけて処分先を探して、希望に近い形で土地が処分でき次第、相続税の残債を一括で繰上げ返済する形に切り替えました。
昨年(H27)、土地二箇所が上手い具合に処分された様で、手続きどのように進めたらいいでしょう?との問合せが来ました。
続きは次回に…
簿記3級の前回11月の合格率を見て唖然!
残念だった方、気にせず2月に受けましょう!
無責任なコメントですが、出題者側は年度内にある程度人数調整等考えるハズですので、2月は平易な可能性が高いと思う…
その為には、受験申し込みを忘れずに!
さて、今週の山の天気は…。
関東地方では、一昨日結構な雪になりました(暖冬の時の南岸低気圧というのだそうです)。
交通手段にも大いに影響が出たようでした。
私は近くの客先訪問だけでしたので、まだましでしたが、それでも最寄り駅まで行くのに普段の倍は時間も掛かりましたし、電車は来ませんし、それに未だ長靴をかっていない(笑、ただ今、品定中です)ので、ズボンの裾や靴下がぬれて不愉快、極まりありませんでした。
昨日、確定申告だけのお客様から、「今年もお願いします」とのお電話頂きました。
もうそんな時期(繁忙期)になっている訳です。
さて、前回の年頭所感(新春放談ではない)の続きです。
最初は、N様の件です。
N様は数年前に、相続の仕事を御依頼頂き、お引き受けしました。
N様は土地を何箇所もお持ちの大地主の方です。
これだけ聞くと、何だかうらやましい気になりますが、その分固定資産税他、維持管理の為の諸コストも半端ではありません。
土地が市外化区域にあればなおさらです。
注:市街化区域とは積極的に市街化を進める区域で、逆に市街化促進を抑える区域を市街化調整区域といいます、これは前回初夢話に出てきた宅建知識で「都市計画法(税理士試験には無い)」に関するもので、相続の仕事で市役所に行き、固定資産評価証明書を入手するとそこに出ています。
私は当時以外に金融資産が少ないな、と思ったものですが、それが理由です。
作業していた当時、土地の数が多ければそれだけ評価に頭を悩ませる部分も多数あったのですが(広大地、無道路地、名義変更していない土地etc.)、お陰様で調査には至っておりません(基本1年半以内に連絡が無ければ調査は無いようです)。
私の苦労は、申告書を作り上げるところまでと言っていいでしょうが、N様にとっては、計算して出てきた税額をどのように納税するかが問題です。
納税額は数千万、最初は土地の何箇所かを処分して支払う事も検討しました。
地元の不動産業者数社に図ったところ、一様に「そんな金額なの?」といった安い査定です。
業者側は、納税資金に間に合わせたい意向の足下を見て、安く買い叩こうと当然考えます。
N様「背に腹は変えられないとは言っても、先祖から受け継いだ土地をそんな二束三文で手放したくはないですよ」
そこで、一時に金銭で全額納付はやめて、20年間の分割払い(延納)に切り替えて、上手いタイミングで、時間をかけて処分先を探して、希望に近い形で土地が処分でき次第、相続税の残債を一括で繰上げ返済する形に切り替えました。
昨年(H27)、土地二箇所が上手い具合に処分された様で、手続きどのように進めたらいいでしょう?との問合せが来ました。
続きは次回に…
簿記3級の前回11月の合格率を見て唖然!
残念だった方、気にせず2月に受けましょう!
無責任なコメントですが、出題者側は年度内にある程度人数調整等考えるハズですので、2月は平易な可能性が高いと思う…
その為には、受験申し込みを忘れずに!
さて、今週の山の天気は…。
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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