明日は建国記念日でお休みとの事で、前日の記載になります。

職業会計人の皆様は当然、既に繁忙期に入っている事と思います（私もそうです、夜のお付き合いも全て御遠慮しています、先日も事務所所在地の市長でもある大学の先輩も出席されたＯＢ会で市長講演会だけ聴いて、懇親会は帰らせて頂きました）。

来週から確定申告期間になりますから当然の事ですが、その昔、宮仕えしていた時代の所長の言を借りれば、「この時期に文句言わずに仕事ができなければ、職業会計人とは言えない」という事になりましょうか。

読者の皆様方のもとにも、毎日様々なメールが送られてくるでしょうが、私宛にも365日毎日ですが、Ａ社（コンサル会社）から、「今日の標語」なるものが送られてきます。

最近気になったものを、御紹介しますと、
・会議の始まりに遅れる社員の数が、あなたの会社の今日と未来だ。
・進行予定表を、「絶対にやるもの」と「やった方が良いもの」の二つに分けてみよう。あなたは決して「やった方が良いもの」をやれないだろう。

さて、相続Ｍ様の話の続きです。

Ｍ様の御姉様の主張も至極もっともな話でしたので、基本的な相続税の計算の仕組みを御説明しました。

・財産が基礎控除を超えたら、超えた財産の分について相続税がかかります
・相続税の計算は、超えた財産につき、各人がひとまず法定相続分通りに引継いだものとして計算して、それを合算して合計相続税額を算定します
・次に合計相続税額を、実際の財産の取り分の割合で按分します（実際の取り分割合は、法定相続分通りとは限りません）

といった点を、何度か御説明はしたのですが、なかなか御理解頂けない様子で、どうしたものかという状況になりました。

その時Ｍ様が、「姉の言うことも分かりますし、実際保険金は自分が貰うわけだから、姉の分の税金も自分が支払います」と申し出られました。

そんな事可能なの？、と思われるかもしれませんが、一応可能です。
相続税の納付義務は、連帯債務となっていまして、仮にＭ様が御自身の分だけ支払をされ、御姉様が、「私は納得できないので払わない」として放置していると、連帯債務者のＭ様が結局は支払わなければならなくなる訳です。

すると、御姉様は「納得はしないけど、弟のＭが自分の分も支払するならいいわ」との事で決着する事になりました。

続きは次回に…

さて、今週の山の天気は…。