登山税理士チョモランマ先生の税理士徒然草
師走の税務番外編
こんにちは、税理士のチョモランマです。
衆議院が解散され、何かと気忙しい師走の時期に選挙が行われる事になりました。
「アベノミクスそれしかない解散」だそうです(キャッチフレーズは立派だが、果たしてアベノミクスとは正式な経済用語なんでしょうか)。
私の事務所の近辺は住宅街ですが(高齢者も多く空き家も増えてきた)、商店街も併せている様な地域です(語弊があるかもしれませんが、いわゆるシャッター街です)。
先日、そのシャッター街を通ると、ある政党のポスターが目に付きました。
「シャッター街の選挙ポスター、真っ直ぐに景気回復唱う」
前回のコラムで、「忘年会に注意しましょう!」(自分がですが…)、と言いながら先日お付き合いで、とある会に参加した時の事です。
私を含め、くだけた格好で参加している方ばかりの中に、きちんと背広スタイルで参加されている二人がいました。
ある政党の県議と市議の方だったのですが、当然「選挙について応援を宜しく」というお願いでいらしていた訳ですが、事前に知らされていた訳ではありません。
私等は時節柄そういう事もあるか、といった感覚なのですが、参加されていたある社長さんが「聞いてなかった、呼ぶんなら全部の政党を呼んで主張を聞くべきではないか云々…」と主催者も真っ青な事をお酒が入る前から大声で言い出したものだから、お楽しみのはずの会も始まる前から不穏な空気でした。
その後、お酒・カラオケも入り、会は普通に終わりましたが、政治がらみの話は微妙です。
因みに、その社長は私のお客ではないのですが、私が税理士だと知ると、「先生、この間ウチに税務調査があって修正申告、税金追加で30万で済んで良かったよ。俺悪い事たくさんやってるから…」と話かけてきました。お客でなくて良かったと思った次第です。
節税と脱税と境界はファジーですし(この言葉最近余り聞かない…)、税理士も「ここまではいいが、これはダメ・危険」といった知識と判断を求められる訳ですが、この社長の様なタイプは、多分税理士のアドヴァイス等余り聞かないでしょう(私には、俺がやった事の後始末をするのが税理士だ、と言っている様に聞こえた)。
会員の会報誌には、「脱税ほう助(手を貸した)会員の懲戒処分」といった記事がたまに出ているのですが気を付けなければいけません。
因みに、もう一つ、税理士が行うことが出来る公的活動で「登録政治資金監査」というものがあるのを御存知でしょうか。
私は今のところやっていないので詳しくは知りませんが、政治資金のレポートのチェックが主でしょう(チェックを受ければ信憑性が増すといった性質のものだと思う…)。
大臣を辞任したあの方達は、この監査は受けていなかったのかもしれません。
今回の県議・市議のお二人は、選挙のお願いと飲食をされていった訳ですから、当然、会費を払い、資金報告書に記載している、と思いたいところです。
今回は、時節モノの番外編となってしまいました…
さて、今週の山の天気は…。
衆議院が解散され、何かと気忙しい師走の時期に選挙が行われる事になりました。
「アベノミクスそれしかない解散」だそうです(キャッチフレーズは立派だが、果たしてアベノミクスとは正式な経済用語なんでしょうか)。
私の事務所の近辺は住宅街ですが(高齢者も多く空き家も増えてきた)、商店街も併せている様な地域です(語弊があるかもしれませんが、いわゆるシャッター街です)。
先日、そのシャッター街を通ると、ある政党のポスターが目に付きました。
「シャッター街の選挙ポスター、真っ直ぐに景気回復唱う」
前回のコラムで、「忘年会に注意しましょう!」(自分がですが…)、と言いながら先日お付き合いで、とある会に参加した時の事です。
私を含め、くだけた格好で参加している方ばかりの中に、きちんと背広スタイルで参加されている二人がいました。
ある政党の県議と市議の方だったのですが、当然「選挙について応援を宜しく」というお願いでいらしていた訳ですが、事前に知らされていた訳ではありません。
私等は時節柄そういう事もあるか、といった感覚なのですが、参加されていたある社長さんが「聞いてなかった、呼ぶんなら全部の政党を呼んで主張を聞くべきではないか云々…」と主催者も真っ青な事をお酒が入る前から大声で言い出したものだから、お楽しみのはずの会も始まる前から不穏な空気でした。
その後、お酒・カラオケも入り、会は普通に終わりましたが、政治がらみの話は微妙です。
因みに、その社長は私のお客ではないのですが、私が税理士だと知ると、「先生、この間ウチに税務調査があって修正申告、税金追加で30万で済んで良かったよ。俺悪い事たくさんやってるから…」と話かけてきました。お客でなくて良かったと思った次第です。
節税と脱税と境界はファジーですし(この言葉最近余り聞かない…)、税理士も「ここまではいいが、これはダメ・危険」といった知識と判断を求められる訳ですが、この社長の様なタイプは、多分税理士のアドヴァイス等余り聞かないでしょう(私には、俺がやった事の後始末をするのが税理士だ、と言っている様に聞こえた)。
会員の会報誌には、「脱税ほう助(手を貸した)会員の懲戒処分」といった記事がたまに出ているのですが気を付けなければいけません。
因みに、もう一つ、税理士が行うことが出来る公的活動で「登録政治資金監査」というものがあるのを御存知でしょうか。
私は今のところやっていないので詳しくは知りませんが、政治資金のレポートのチェックが主でしょう(チェックを受ければ信憑性が増すといった性質のものだと思う…)。
大臣を辞任したあの方達は、この監査は受けていなかったのかもしれません。
今回の県議・市議のお二人は、選挙のお願いと飲食をされていった訳ですから、当然、会費を払い、資金報告書に記載している、と思いたいところです。
今回は、時節モノの番外編となってしまいました…
さて、今週の山の天気は…。
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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