こんにちは、税理士のチョモランマです。

季節はすっかり秋、街中の缶コーヒーの表示にも「ＨＯＴ」の表示が増えました。
運動会の季節でもありますが、ここの所、週末になると毎週台風で中止、な事も多いのかも知れません 。

私の所の自治会の運動会も、中止になりまして、参加予定者にはお弁当だけが配られました（因みに、 私は参加予定者ではありません）。

さて、前回の続きです。

共有道路の固定資産税に付き、被相続人（亡くなった人）が自分の負担分以外に、他2名分までを、30 年以上にわたり、そうとは知らずに負担し続けていた訳です。
良好な付き合いを続けている親戚同士であれば、相続人代表の方が、直接当事者の他２名に話せば言い だけの事ですが、前の相続時に揉めた結果、親戚付き合いも無くなってしまい、直接話すのは不可能と の事でした。

そこで、｢共有道路部分を単独名義（被相続人＝相続人代表）にしないと、その奥の土地（は被相続人 ＝相続人名義）と一体として再利用あるいは処分（売却）するのに制約があり、価値も下がってしまう 事｣、「本来自分らで負担すべき、共有道路部分の固定資産税を、30年以上、言わば立替払いしてきた 事」から、ざっと固定資産税の立替分の計算をしてみると、ほぼ固定資産税の評価明細金額（各市区町 村で入手するもの）と等しくなりそうでしたので、「今回、立替分の支払は求めない代わりに、共有道 路部分を無償で譲って欲しい（譲渡）、それで精算にしましょう」といった趣旨を文書にまとめ参考資 料を作り、実際の交渉は司法書士の先生に代理人を依頼しました。

結果ですが、まず内1名について、持ち主は海外に移住しており、日本にいない事がわかりました。そうなると、住民票も印鑑証明も無い訳ですが、司法書士の方の言うところによれば「よくある事例」 だそうで、連絡がとれた持ち主は、割りとこころよく（？、確かに外国に住んでいるのに日本国内の道 路部分を少しだけ持っていても仕方がないかもしれない）、対価無しの持分譲渡に応じてくれたそうで す。

後は残りの1名ですが、調べていくと持ち主は、既に亡くなっている事がわかりました。
そうなると、亡くなった持ち主の方の相続人（子供：3名）と交渉しなければなりません。

続きは次回に…

さて、今週の山の天気は…。