登山税理士チョモランマ先生の税理士徒然草
相続税雑感(アラカルト9)
こんにちは、税理士のチョモランマです。
季節は移り変わり、空気も夏から秋へと入れ替わった感のある今日この頃です。爽やかな秋晴れの日も多くなりました。
今年も異常に暑かった夏、そして自然災害の多かった夏もようやく終わったかと思ったら、別の自然災害のニュースが報じられています。
さて、分割協議で揉めに揉めた兄弟三人(姉、長男、次男)の相続も申告書提出で一応終わった訳ですが、続きがなかった訳ではありません。
因みに、税務調査ですが、もしあるなら目安1年半以内にあるはずですが、ありませんでした。
今は余り聞きませんし目にしませんが、無記名の割引金融債等も相当金額あり、長男は無記名だからそれは分からないから除いてもいいでしょう等と主張しましたが、全部財産に入れさせました。
前回までにお話ししましたが、都内某所の土地は、3人の共有となりました。
それは謄本(全部事項証明書といいます)を見れば分かる話でいいのですが、固定資産税の納付の件でやっかいな問題が出てきました。
土地が3人の共有ですから、それぞれに持分に応じた固定資産税の納付書が送られれば問題ないのでしょうが、本件では代表で長男の所に送付されて来ていました(姉と次男は他2名と記載されていた) 。
市区町村側から見れば、要するに土地全体の固定資産税を払ってもらえばいいだけで、代表で長男が払えば後の精算は兄弟でお願いします、という事なのでしょう。
ですがそれは、分各協議で揉めた兄弟間では無理な話で、固定資産税の納付は年4回あるのですが、その度に私がもといた会計事務所に長男が電話してきて、「自分から姉と弟に自分らの税金分を精算 して、とは言いにくい(言えない)ので、代わりに2人に話してくれないか」と所長に泣きついていました。
当時、所長が「何で終わった後に、自分がそんな事までしなきゃいけないんだ!」と大いにぼやいていたのを記憶しています。
これは別件で、私が独立してから手がけた事例ですが、土地は被相続人である父親の名義だが、そこに通ずる道路部分を何故だか分かりませんが、父親と兄弟2名の名義にしてあって(前の相続で揉め て共有にしたそうです)、上と一緒で固定資産税の納付書は、父親他2名で来ていた訳ですが、父親は他2名分は含まれておらず、自分の分の税金だけだろうと考えて、道路部分全体の固定資産税を30年 以上にわたって払い続けていた事実もあります。
父親の相続が起きてはじめてその事実が分かり、積年にわたる他2名の負担分をどうするか(精算するか)の話になりました。
続きは、次回に…
さて、今週の山の天気は…。
季節は移り変わり、空気も夏から秋へと入れ替わった感のある今日この頃です。爽やかな秋晴れの日も多くなりました。
今年も異常に暑かった夏、そして自然災害の多かった夏もようやく終わったかと思ったら、別の自然災害のニュースが報じられています。
さて、分割協議で揉めに揉めた兄弟三人(姉、長男、次男)の相続も申告書提出で一応終わった訳ですが、続きがなかった訳ではありません。
因みに、税務調査ですが、もしあるなら目安1年半以内にあるはずですが、ありませんでした。
今は余り聞きませんし目にしませんが、無記名の割引金融債等も相当金額あり、長男は無記名だからそれは分からないから除いてもいいでしょう等と主張しましたが、全部財産に入れさせました。
前回までにお話ししましたが、都内某所の土地は、3人の共有となりました。
それは謄本(全部事項証明書といいます)を見れば分かる話でいいのですが、固定資産税の納付の件でやっかいな問題が出てきました。
土地が3人の共有ですから、それぞれに持分に応じた固定資産税の納付書が送られれば問題ないのでしょうが、本件では代表で長男の所に送付されて来ていました(姉と次男は他2名と記載されていた) 。
市区町村側から見れば、要するに土地全体の固定資産税を払ってもらえばいいだけで、代表で長男が払えば後の精算は兄弟でお願いします、という事なのでしょう。
ですがそれは、分各協議で揉めた兄弟間では無理な話で、固定資産税の納付は年4回あるのですが、その度に私がもといた会計事務所に長男が電話してきて、「自分から姉と弟に自分らの税金分を精算 して、とは言いにくい(言えない)ので、代わりに2人に話してくれないか」と所長に泣きついていました。
当時、所長が「何で終わった後に、自分がそんな事までしなきゃいけないんだ!」と大いにぼやいていたのを記憶しています。
これは別件で、私が独立してから手がけた事例ですが、土地は被相続人である父親の名義だが、そこに通ずる道路部分を何故だか分かりませんが、父親と兄弟2名の名義にしてあって(前の相続で揉め て共有にしたそうです)、上と一緒で固定資産税の納付書は、父親他2名で来ていた訳ですが、父親は他2名分は含まれておらず、自分の分の税金だけだろうと考えて、道路部分全体の固定資産税を30年 以上にわたって払い続けていた事実もあります。
父親の相続が起きてはじめてその事実が分かり、積年にわたる他2名の負担分をどうするか(精算するか)の話になりました。
続きは、次回に…
さて、今週の山の天気は…。
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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