こんにちは、税理士のチョモランマです。

関東地方はしばらくスッキリしない天気が続き、朝晩も涼しくなりました。
日が射すと暑い日もありますが、残暑もようやく終わりなのでしょうか。
スーパーのビールコーナーでも、「秋〜」を見かけるようになりました。
暑中見舞い（残暑見舞い）を出そうと何枚か葉書を買ってはいたのですが、結局出せず仕舞いになりそうです（毎年そうです）。

前回は、所長コメントの途中で終わりました。
所長のコメントは続きます。
「これ（ＤＲＡＦＴ）を破いて終わりにしたら、お金は頂きません（報酬の事）。その代わり、ＤＲＡＦＴの通りで申告をまとめて提出したら、値引きは一切無しですからそのつもりで いてください。」

少し補足しますと、現在、税理士の仕事については、業界で決まった報酬の規定がありません（ＨＰ等を見ると報酬規定が出ている事務所もありますが、あくまで事務所独自のものです ）。

昔はあったのでそれに基づいて請求を出せば良かったのですが、随分前に「規制緩和」か何かの理由で無くなってしまいました。
個人的な意見ですが、それで業界全体に値崩れが起きて、自分達の命綱を自分達で手放した様なものだ、と考えています。

報酬規定があっても、普通はその通りには請求しないもので、何がしかの「出精値引き」をするものでしょう。
所長のコメントは、「さんざん手を焼かせられたので、あなた方には値引きは無し」という意味でした。

今考えると、所長としては、話をまとめてしまうためのパフォーマンスだったのかもしれませんが、何かまだ言いたそうにして、その日来ていた相続人3人は我に帰った様子でした。

結局、そのＤＲＡＦＴに沿って申告をまとめ、どうにか期限内に提出を済ませることが出来た訳です。
あまり係りたくはない事例ではありますが、私としては、経験値としていいものを見られたと考えています。
分割協議書には、全員が実印（印鑑証明の印の事）を押すのですが、全員一応納得の上で押印した後の、相続人3人全員の穏やかな表情が記憶に残っています。

続きが、もう少しありますがそれは次回に…

さて、今週の山の天気は…。