番外編(簿記試験)
こんにちは、税理士のチョモランマです。
以前に比べると、随分と日が短くなってきまして、朝晩は涼しさを感じる様になりましたね。寝冷えかも知れませんが、風邪を引いている人も結構見かけます。読者の皆様もお気を付け頂きたいのですが、あと1点お気を付け頂きたいのが11月に簿記検定試験を受ける方です。
11/17が試験日ですが、11月に入ると時間がどんどん過ぎていきます(気持ちも焦ってきます)。可能な限り、学習は前倒しにして、10月中に出来るだけチャージして下さい。というのも、地元の商工会の事業(行事)の一環で簿記の基礎講座(一応、3級合格目標)が行われており、今年頼まれて講師を担当していて感じる部分だからです。商工会の行事ですから、参加者も受験生ばかりではありません。
もちろん受験生が一番多いのですが、他に、「会社で経理を担当する事になった、あるいは、現在担当しているが、会計ソフトに頼り切りで意味がよくわかっていないので、この機会に仕組みを知りたい」、「個人事業主なので青色申告で所得税の確定申告をしているが、複式簿記を勉強して、貸借対照表まで作成して、青色申告の特典である65万円控除を受けたい」といった現実的な理由での参加者もいます。後者については、少し説明が必要でしょう。
前にも触れた事があるかもしれませんが、青色申告の届を出している場合で複式簿記で期中処理し、損益計算書・貸借対照表を作成していると、少し荒っぽい言い方ですが、原始証憑(領収書類)がなくても経費が追加で65万円も余計に計上できるのが、青色申告の特典65万円控除です。それが無理ですと、控除は10万円に留まってしまいますので、利益が出ている個人事業主の方にとっては、結構重要な問題です。会計ソフトを使おうと思っても、簿記の基本的な部分が理解されていないと、結局、使えない事も多いです。
そういった研修のつもりで参加している方々は別として、受験生の皆さん結構のんびり構えている感じがするのですが、試験はそんなに先の話ではありません。受験勉強ですから、ある程度集中して、言葉が適切かどうか分かりませんが、ガツガツやらないといけない部分も多いです。試験直前になれば誰でもガツガツやるでしょうが、スパートをかけるのが遅すぎると、結局時間切れ、という事になりかねません。試験間際に仕事が立て込んで...等の事態もあるでしょう。
今一度、現在の学習の計画と進捗状況・内容を点検されてみてはいかがでしょうか。今年の流行語ですが「いつ合格するの?、今回でしょ!」という事で...
今回は、番外編になってしまいましたが、前回の続きは次回に...
さて、今週の山の天気は...。
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