ドキュメント税務調査その2−7
こんにちは、税理士のチョモランマです。
さて、前回の続きです。
1日目の午前中、若い調査官のヒアリングが一通り済みました。この若い調査官ですが、N県出身との事でしたが、S県の某署の所属でした。定期的な異動があっても、普通は、自分の出身地にあまり近い税務署に配属にはならないそうです。
あまり近い税務署だと、調査に行った先に知り合いがいた等して、公正性・公平性の面から問題が起きかねない、との理由だそうです。因みに、その調査官は「自分は今年は異動でしょう」と言われておりましたが、先日の税理士会の月例会で配布された名簿には氏名が出ていませんでしたので、先月7月に異動になったのでしょう。
ヒアリングの後、3年分の総勘定元帳、得意先・仕入先元帳、会計伝票等が揃っている事を確認した所で、お昼休みです。前にもお話しましたが、調査官は、通常は外で昼食をとります(因みに、3時には会社の方でお茶とお菓子を用意したのですが、お菓子はさんざん勧めて一つ手をつけただけです。なんでも、残りのお菓子は持って帰ってください等々でカバンに入れて帰ると、上司に見咎められてややこしい事になっても困るとの事でした...)。
それと、これも前にお話した事なのですが、調査官は申告書・決算書一式を持ってきません。理由は、「行政文書に付き持ち出せない」との事の様ですが、若い調査官は代わりにバインダーファイル(秘密ノートと私は勝手に呼んでいました)を持参してきていました。
というのも、秘密ノートにはいろいろなデータを含めて、余程大事な事が書いてあるらしく、その都度カバンから出して開いてみては確認し、確認が済むとその都度カバンにしまって、を繰り返していました(間違っても、机に出しっぱなしにして、勝手に覗き見されないようにとの事なのでしょうか...)。
この続きは、次回に...
さて、今週の山の天気は...。
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