ドキュメント税務調査その2
こんにちは、税理士のチョモランマです。
以前に本メルマガで、一度税務調査についてシリーズで書かせて頂きました。昨年7月に調査があった時の件についての話でした。12月決算のN社の調査でしたが、今回のK社も同じく12月決算です。4月X日の午後に所轄税務署から連絡が入りました。
調査官:「5月のX、Y日の二日間調査に伺いたいのですが、先程会社の方には連絡致しました。先生の御都合は如何でしょうか。」
私:「そうですか(今ですか!→流行中の流行り文句風です...)」
少し説明が必要でしょう。前回の説明とダブる所があるかもしれませんが、税務署の職員の仕事サイクルは、7月〜6月です。一箇所の税務署にあまりに長期にいると問題とされるようで(法人・個人問わず、馴れ合いに因る癒着等が起きやすいという事でしょうか)、7月10日前後に人事異動があります。5月や6月に調査となると、スッキリ決着しない場合に、もし別の税務署へ異動となると担当者は引継ぎ等で、結構大変でややこしい部分もありそうです。
少しそれますが、先日の税理士会の月例会で税務署サイドから、これから特定路線価の申請をする場合、担当官の異動もあるかもしれないので、できれば異動の発表後にして欲しい旨のコメントがありました(注:特定路線価とは、相続税の財産計算上、土地の評価を道路に付いた路線価に基づいてするのですが、それが付いていない場合、申請して税務署に決めてもらうもので、通常1、2ヶ月はかかるものです)。
又、会計事務所の都合で言うと、5月は3月決算会社(法人税)の申告時期にあたり、3月の個人確定申告(所得税)と併せて最繁忙期にあたります。私も「そうですか」とは言いましたが「できれば止めてもらいたいよな」と思ったのが本音です(因みに、長すぎた雇われ税理士時代にも5月や6月の調査は無かったと思います...、今考えると運が良かっただけなのかも知れません)。
続きは、又、次回以降に...
さて、今週の山の天気は...。
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