「租税教室」講師体験(1)
こんにちは、税理士のチョモランマです。
今回は、税理士会の広報活動の一環で行われている「租税教室」についてお話させて下さい。
「租税教室」については、各税理士会で、様々な試みがなされている様です。私の所属する支部では、希望を出された小学校(対象は6年生)に出向いて出張出前授業をするもので、私もメンバーに駆り出されて2年目になります(実際のところ、やりたがる人はほとんどいない為、上手く押し付けられた感が強い...)。
構成・内容は、大体、以下の通りです。
・税理士の仕事内容について説明する(税務署の職員ではない事も説明)。
・税金の種類について、知っているものをあげさせ補足し、その中で「所得税」を題材にする。
・個人事業主になったつもりで模擬店主になってもらい、収入から経費を差し引いた利益(もうけ)を計算させる。
・次に、利益(もうけ)がそのままもらえる訳ではなく、実際にはもうけに応じた税金が差し引かれ、手取りとなる事を理解させる。
・税金があった方がいいか、ない方がいいか、挙手させる。
⇒当然、全員がない方がいいに挙手するし、その様に誘導する。
・ここで、仮想世界「もし、税金がなかったら...」のビデオを見る。
⇒ビデオでは税金がなかったら、道路・公園といった社会インフラや、義務教育の教育費、教科書の無償支給等が成り立たず、スムーズに社会が運営されていかない点が強調される。
・再度、税金があった方がいいか、ない方がいいか、挙手させる。
⇒当然、今度は全員がある方がいいに挙手するし、その様に誘導する。
と、まだまだ授業は続きますが、今週はこの辺で。
この続きは、また次回に...
さて、今週の山の天気は...。
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