ドキュメント税務調査(2)
こんにちは、税理士のチョモランマです。
さて、前回の続きです。
今回の調査は、年齢的には比較的若い調査官が、「結果的に」1人で見えました。「結果的に」とは、初日はとりあえず一名で、もし手に負えない事態になれば、あと一名上司も参加、という具合です。
会社の場合(法人税・消費税等の調査)は、資料のコピーを依頼すれば済むのですが、個人の場合(消費税還付・譲渡所得・相続税等の調査)は、小型のコピー機を持参する事もあります(各家庭に、コピー機が無い事も多いので。
話は別ですが、昔勤務していた事務所で、個人所得税関係の田舎のお客様ですと、訪問時に通帳のコピー等させて頂くのですが、周りにコンビニもありませんでしたので、デジタルカメラで撮っていました)。
初日の午前中は、一般的に、会社の事業概況のヒアリングになります。
先ず自己紹介からですが、社長の趣味の話等、聞かれる事もあります。(法人)の調査の場合は、あまり関係無いのですが、(相続)の調査の場合には、
・銀行、証券会社の名入りカレンダーや電話メモ帳→金融商品の存在
・趣味がゴルフ→ゴルフ会員権の保有、等
関連付けられる可能性もありますので、用心しないといけません。
社長の趣味はクラシック音楽で、調査官と一致したらしく、ヒアリングに入るまでに、オペラの話等で随分と盛り上がっていました。私は、クラシックは詳しくない(駄洒落の様で失礼)ので、その間暇そうにしていましたが、調査官の経歴がかわっていたので、少しだけお話しましょう。
税務署に勤務されている方のキャリアは様々でしょうが、調査官は「以前、民間企業に勤めていたが、勤め先の会社が倒産して、しばらく某税務署でアルバイトをしていたが、その内に、税務署の仕事もいいかもという事で試験を受けて採用」になったそうです。前職の民間企業での経験も考慮に入れた採用なのでは、と思います。
この続きは、また次回に...
さて、今週の山の天気は...。
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