ドキュメント税務調査(1)
こんにちは、税理士のチョモランマです。
一般的に、3/15(所得税確定申告期限)以降、6月一杯くらいまで、税務署では提出書類の確認、不足等のチェックの期間に充てられる様です。
私の事務所でも、今年の申告で、土地の譲渡(譲渡所得)や、住宅ローン控除(税額控除)等あったのですが、今のところ、何も指摘はありません。その後、税務署では、7月(だいたい10日前後)に、人事異動があるのですが、それが済むと、12月一杯くらいまでが、一般的に「税務調査」の期間に充てられる様です(余談ですが、以前に勤務していた事務所で1月に入ってからの調査もありましたし、場合によっては3月の事もあるそうです)。
7/12に、K税務署から、電話が入りました。
調査官:「N社の件で、調査に伺いたいのですが?」
私:「随分、早いですね(異動があったばかりなのに、もうですか?)」
調査官:「はい、できるだけ早い時期にお願いしたいと思います。」
私:「わかりました、では、社長と連絡を取りまして、日程を決めさせて頂きます。」
といういきさつで、「調査」は、7/30、31の2日間、時間は午前10時から、昼休み1時間をはさんで、午後4時まで、と決まりました(これも余談ですが、日数に関して、中小企業では、2〜4日ぐらいが通常かと思いますが、上場企業等の大企業になると、1ヶ月とか、場合によっては1年以上の事もあるそうです)。
税理士が顧問をしている場合、調査・問合せ等は、まず税理士に連絡があります。
それは、申告書に署名・押印しているからという事もありますが、「税務代理権限証書」(税理士法第30条書面、要するに委任状です)を申告書に添付しているのが理由です。
「調査」では、通常、過去3年間分の資料を準備する事になります。私も、N社の経理担当者と打合せをし、「税務調査虎の巻」(調査がある会社の担当者にお渡しする小冊子)に一応、目を通して頂く様、お願いしました。
この続きは、また次回に...
さて、今週の山の天気は...。
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