お疲れ様です。ヨシオです。

2011年12月14日に連載を開始した「ヨシオの目指せ！税理士！」ですが、今回で記念すべき200回目となりました。
約8年という長期間このコラムを続けてこられたのは、ひとえにご愛読いただいていている皆様のお陰に他なりません。
あらためまして、本当にありがとうございます！

ちなみに8年という連載期間はヨシオ世代のバイブルとも言うべき漫画「キン肉マン」と同じ（1979年～1987年）ということで、尊敬するゆでたまご先生に並んだのかと考えると喜びもひとしおです（笑）
さらに今もWeb（週プレNEWS）で「キン肉マン」の続編シリーズが連載されているのですが、そちらもなんと「ヨシオの目指せ！税理士！」とほぼ同時期（2011年11月28日）からスタートしています。
その「キン肉マン」の連載では現在、キン肉アタル（ソルジャー）とブロッケンJr.がタッグを組んでオメガマンの双子の兄のチームと対戦しています。
非常に熱い試合展開となっていますので、ぜひ皆様もご覧になってみてください。
そして「ヨシオの目指せ！税理士！」もゆでたまご先生に負けないよう精進してまいりますので、引き続きのご愛顧をよろしくお願いいたします！

さて現在「消費税のあらまし」を使って消費税の基礎についてお話しておりますが、今回は予定を変更して連載200回記念の特別編をお届けいたします。
これまで合計199回連載してきた「ヨシオの目指せ！税理士！」、その中で最もバズった（？）のが以下のコラムでした。

「あなたはどこ派？」
https://www.jusnet.co.jp/kusuri/018/1776.php

そう、ヨシオのみならず会計に携わる多くの人々が愛してやまない「電卓」をご紹介した回です。
そんな訳で連載200回目も再びバズることを夢見て「電卓」のお話をしたいと思います。
今回は先日の消費税率引き上げに伴って導入された軽減税率に対応した「電卓」、すなわち「複数税率対応電卓」を取り上げます。
ヨシオは今回三大メーカーの「複数税率対応電卓」をそれぞれ実際に購入いたしましたので、順番にご紹介してまいります。

まずは「キヤノン」、今回購入したのは「カラフル電卓 ミニ卓上 KS-125WUC」です。

https://cweb.canon.jp/calc/lineup/design/colorful-mini-ks125/index.html

「税込1」「税抜1」で軽減税率（8％）、「税込2」「税抜2」で標準税率（10％）、のように4つのボタンで2種類の税率の「税込」と「税抜」の計算ができます。
また本体の背面には「税率設定方法」が最初からプリントされており、仮に税率の変更があったとしてもすぐに設定し直せるようになっています。
（ちなみに他2つのメーカーについては「税率設定方法」の記載されたシールが本体に同封されており、自分で好きな場所に貼付する形式になっていました）
その他消費税以外の機能としては「キヤノン」の特徴である「千万単位」機能もついています。
そして「キヤノン」といえば、上記の名称の中にもある通り「カラフル電卓」ですよね。
ヨシオが購入した12桁の「KS-125WUC」シリーズは全5色、10桁の「LS-105WUC」が全6色、そしてミニミニサイズの「LS100-WT」が全4色ということで、色を選ぶだけでも非常に楽しいです。
ちなみにヨシオは「シャンパンゴールド」を購入しました。

続いてヨシオが普段愛用している「カシオ」からご紹介するのは「JF-200RC」です。

https://casio.jp/dentaku/products/JF-200RC/

先ほどの「キヤノン」の「KS-125WUC」と同じ「税込1」「税抜1」及び「税込2」「税抜2」の4つに加えて、「税計算合計」というボタンがあることが最大の特徴です。
以下のページに詳細が書かれていますが、2つの税率が混在する請求書や領収書の計算をする際に非常に便利な機能となっています。

https://web.casio.jp/dentaku/sp/keigen_sp/keigen/?JF-200RC

イメージとしては「GT（グランドトータル）」ボタンの消費税複数税率対応版、といった感じでしょうか。
しかもこちらは今のところ「カシオ」だけの機能のようで、現在特許出願中とのことです。
またこの機種以外にも複数税率に対応した「電卓」のラインナップについても結構充実しており、その点では「カシオ」が他のメーカーを一歩リードしているようです。

最後に「シャープ」、ご紹介するのは「EL-SA72」という機種です。

https://jp.sharp/calc/products/elsa72x/

なぜ熱狂的「カシオ」派のヨシオが「シャープ」をトリに持ってきたのか、それは個人的にこの「EL-SA72」が「複数税率対応電卓」としては現時点（2019年11月）で最も優れていると感じたからです。
その最大の理由は上記ページにある「EL-SA72」の本体写真を見ていただければ一目瞭然、はっきり「8％」「10％」と印字されたボタンがあるという点です。
もし税率が変わってしまった場合このボタンは使えなくなってしまう訳ですが、そのリスクよりも分かり易さ・使い易さを重視した「シャープ」の判断は素晴らしいと思います。
そしてもう一つヨシオがとても良いと思ったのが「任意税率設定」という機能です。
これは「8％」と「10％」の他にもう一つ税率を設定して計算することができる、という機能になっています。
現状すぐには使わないかもしれませんが、仮に今後税率の変更や軽減税率自体が複数になるようなことがあったとしても、この機能で対応することができます。
しかもその3つの税率（8％・10％・任意税率）の中で、今どの税率の計算をしているのかが常に液晶画面上に表示されているという点も非常に助かります。
これらの機能にプラスして先ほど紹介した「カシオ」の「税計算合計」機能があれば、ほぼ完璧な「複数税率対応電卓」になるのではではないかとヨシオは思っています。

このような感じで「カシオ」派としては非常に無念ではありますが（笑）、ヨシオが皆様に最もおススメしたい「複数税率対応電卓」は「シャープ」の「EL-SA72」です。
「カシオ」にはこの「EL-SA72」にも負けない「複数税率対応電卓」を近い将来出してくれることを期待しています。
さて今回は連載200回記念ということでヨシオの趣味全開でお話させていただきましたが、次回からは本筋に戻って消費税の解説をしてまいりたいと思います。

という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに～