ヨシオの目指せ!税理士!

税理士は...お好きですか?

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お疲れ様です。ヨシオです。

平成30年度(第68回)税理士試験が終わって10日余り経ちますが、受験生の皆さんはゆっくりお休みされたでしょうか。
試験終了直後は「どうしてあんなミスをしてしまったんだろう...」などと悔やまれることも多いですが、結果が出るまではどうなるかまだまだわかりません。
いずれにしましても大事なのはこれからです。
来年の試験に向けて勉強を続けるのか、はたまた合格後の仕事を見据えた準備をするのか、それぞれだとは思いますが何事も始めるのに早過ぎるということはありません。
今年の試験が一段落した今だからこそ、しっかり将来について考えて行動していきましょう!

今回は昨年(2017年)出版された「僕、税理士が好きなんです」という書籍をご紹介したいと思います。
こちらの書籍は「宮口定雄"税理士制度"の魅力を語る」と副題にあるように、「税理士制度」がメインテーマとなっています。
宮口定雄さんは日本税理士会連合会の副会長や近畿税理士会の会長を歴任された税理士で、税理士法の改正など税理士制度の発展に深く寄与された方です。
残念ながら2014年(平成26年)の年末に亡くなられているのですが、その直前の平成26年税理士法改正にもご尽力されていたそうです。
本書ではその平成26年の改正も含め、宮口さんの税理士制度への熱い思いが語られています。

本書は税理士法改正の背景や税理士制度の課題など様々な質問に宮口さんが回答する、という形式がベースになっています。
この質問をされているのが本書の編著者である藤本幸三税理士で、宮口さんとはかなり親交の深い方のようです。
その他著者として相間宏章税理士・秦雅彦税理士・榮村聡二税理士が名を連ねています。
これらの著者の方々は、宮口さんの回答を補足する形で法や制度の内容などについての解説を詳しく書かれています。
皆さん「宮口イズム」「宮口理論」の理解者ということで、この解説の部分もかなり読み応えがあります。

さてそんな宮口さんのお話ですが、編著者も「はしがき」で述べられているようにかなりハッキリものを言われる方だな、という印象を持ちました。
例えばいわゆる「OB税理士」についても語られているのですが、私たちのように試験合格を目指す立場からすると少し反発したくなるような内容だったりします。
恐らくこの辺が編著者が誤解を招くのではないかと危惧している部分なのでしょう。
しかし公認会計士や社会保険労務士との間の問題などにおいても一貫して毅然としたスタンスで議論されているので、決して不快な感じは個人的にはしませんでした。

また宮口さんは税理士法改正、特に平成13年と平成26年の改正に深く関わっておられたということで、現在の税理士制度がどのような考え方によって整備されてきたのかを本書では知ることができます。

その中でもヨシオが特に興味深かったのが「所属税理士」制度についてです。
平成13年改正で「補助税理士」制度ができるまでいわゆる所長先生以外は例え税理士資格を持っていても無資格の職員と同じ扱いだった、というのは意外でした。
もちろん税理士とはそもそも独立開業して従事することが想定されていたのでしょうが、税務が高度化・複雑化する中では実情に合っていなかったと思います。
そこで平成13年改正において「補助税理士」制度が誕生、所長先生が受けた仕事であれば「補助税理士」自ら税理士として税務書類の作成・署名押印ができるようになりました。

さらに平成26年改正で「所属税理士」制度ができたことによって、現在「所属税理士」は所長先生の承諾を得ることで直接仕事を受けられます。
このようにして若い税理士たちにとっては独立開業していく道筋ができ、所長先生にとっても優秀な人材に長く勤務してもらえるというより良い制度になっていったということです。
宮口さんも各税理士会における意見調整などに力を注がれたそうですが、ご自身でも「最高の制度だと思います」と本書の中で述べられています。

これ以外にも税理士の研修受講や税務支援、租税教育、はたまた懲戒についてなど、私たちが税理士となった後必ず関係してくるであろう制度について色々と解説されています。
そんな本書の中で宮口さんが何度も語られているのが、「税理士はとても魅力的な資格である」ということです。
本書の最終章では宮口さんのプロフィールをご自身が紹介されていますが、税理士として非常に充実した人生を歩まれてきたことが伝わってきます。

そして宮口さんは最後に「若い人にはぜひ税理士を目指してほしい」と語っています。
現代において税理士は子どもたちや学生にとってはあまり魅力的な職業とは言えないのかもしれません。
宮口さんもそれを強く感じられていたようで、税理士を若い人たちにとって魅力あるものにしていかなければならないとも述べられています。

今回は書籍「僕、税理士が好きなんです」をご紹介しました。
勉強になる内容も多く、また果たして将来自分が税理士としてこの職業が好きだと心から思えるようにまでになれるのだろうか、と考えさせられました。
ご興味を持たれた方は、ぜひお手に取ってお読みになってみてはいかがでしょうか。

という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに~

掲載日:


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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
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