税理士試験の勉強法について(45)~合格力を高める方法~
お疲れ様です。ヨシオです。
早いもので1月ももう終わりますが、今年の冬は本当に寒いですね。
先日は東京都心でも大雪に見舞われ、さらに続いて約半世紀ぶりの記録的な冷え込みとなりました。
また特に日本海側では大変な豪雪となっており、税理士試験受験生の中にも厳しい状況にある方もいらっしゃるかと思います。
寒さや雪により被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げると共に、一日でも早くいつもの日常に戻れることをお祈りいたします。
という訳で、今回は「税理士試験の勉強法について(45)」です。
『税理士試験突破法 第3版』(TAC出版)の内容をベースに、ヨシオがこれまで培ってきた勉強法などについてお話しております。
今回は本書最後のコラム「合格力を高める方法」の記述をとりあげます。
このコラムでは本試験で本来の実力を出せなかった受験生に向けて、その「合格力」を高めるための以下4つのポイントが紹介されています。
(1)迷わない
(2)徹底する
(3)シンプルに考える
(4)愚痴を言わない
そしてこの中でも(1)から(3)の3つは関連性がないようで全て1つの線でつながっている、と述べられています。
本試験に強い人はひとたび「これ」と決めたら迷うことがありません。
そして迷うことがないので、学習についても「これ」と決めた方法を徹底してやります。それは同時に色々な勉強法に手を出さないということでもありますので、すなわちシンプルなアプローチとなります。
逆に言えば、シンプルに考えられるからこそ迷いもなく徹底して1つの道を進むことが出来るのでしょう。
このように(1)から(3)の3点についてはいずれも重要であり、かつ1つも欠くことの出来ない要素であると考えられます。
ヨシオの経験からすると、結果を残す人が「迷わない」というよりも「迷う」人の多くが自分の力を十分に発揮出来ない、という感じかなと思っています。
迷わず徹底してシンプルに行動しても、それが根本的に間違った方法であれば当然結果はついてきません。
ですので一概に上記(1)から(3)が出来ている人が皆成功するとは限らないでしょう。
反対にたとえ散々迷ったとしても、試行錯誤の結果まさに理想的な方法を発見することもあります。
しかし多くの人がその最高の方法を見つける前に挫折してしまう、というのが現実だと思います。
人並みはずれて優れた能力を持っている人であれば「迷う」ことにも大きな価値がありますが、ヨシオのような凡人はやはり迷わずにシンプルな方法を徹底する方が合っています。
そしてその方法を見出すためには、本書の内容や専門学校のテキスト・講義などから先人たちの知恵を拝借するのが一番です。
(4)については、愚痴のようにネガティブな言葉を口に出すことで運気が下がる、というような趣旨です。
運気が下がるかどうかは正直定かではないと思いますが、モチベーションには影響してくるとはヨシオも考えています。
人はポジティブな言葉を発することで、本当はそのように思っていなくても脳が勘違いしてポジティブな気分になることがあるそうです。
逆にネガティブな言葉ばかり口にしていると、脳が勝手にそれを実現しようとして失敗につながるような行動をしてしまうようです。
所詮は気分の問題かもしれませんが、ただ数ある難関試験の中でも税理士試験は割と「なんとかなる」試験です。
何度でもチャレンジ出来る試験ですし、難関試験ではありますが多くの受験生にとって絶対に合格不可能というレベルでもありません。
勉強が順調でないとどうしても落ち込んでしまいますが、愚痴を言っても状況が好転する訳ではありませんので、前向きに考えて一歩一歩進んでいきましょう。
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに~
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