税理士試験の勉強法について(43)~本試験中の対処法~
お疲れ様です。ヨシオです。
第67回税理士試験の合格発表から10日余り経ちましたが、受験生の皆様結果はいかがでしたか?
それぞれ悲喜こもごもといった所かと思いますが、今回の税理士試験全体としてはかなり合格率が高かったですね。
今年の受験者数は昨年よりかなり減っていたにも関わらず、合格者数は昨年を上回る形となりました。
科目別に見てみますと、「財務諸表論」だけが他の科目に比べて突出して合格率が高くほぼ30%というおそらく過去最高の水準であり、これが全体的な合格率を押し上げたのだと考えられます。
最後になりましたが、今回の税理士試験に合格された受験生の皆様、本当におめでとうございます!!
という訳で、今回は「税理士試験の勉強法について(43)」です。
『税理士試験突破法 第3版』(TAC出版)の内容をベースに、ヨシオがこれまで培ってきた勉強法などについてお話しております。
今回も前回に引き続き第9章「本試験での対処法」の記述についてとりあげます。
今回は第2節「本試験開始」から、まさに本試験中にどのように考えそして行動すれば良いかについてをご紹介いたします。
まず本節の冒頭には本試験で一番大切なことは「冷静さ」であると書かれています。
どんなに実力のある受験生であっても、試験中にパニックになってしまっては合格が遠のいてしまう、ということです。スポーツ選手などでも「練習では凄いのに試合ではなかなか結果が出ない」という人がいたりしますが、税理士試験に限らずどんな試験でも同じようなことが起こり得ます。
ヨシオは自分で言ってしまうのも何なのですが、こと試験に関しては正直かなり本番に強いタイプです。
これは元々の性格というのもあるのでしょうが、一番は幼い頃から場数を踏んでいるためであると考えています。
ヨシオは小学校2年生の頃から進学塾に通わされていたので、それ以来数え切れない程の回数の様々な試験を受けてきました。その結果、試験本番で緊張したりパニックになったりすることはほとんどなくなってしまいました。
どんなに難しい問題が出題されたとしても「これは出来ないな~、仕方ないか」位しか感じなくなってしまい、すぐ次の問題に切り替えられます。
もちろんそれで常に結果が良い訳でもありませんが、たとえ点数が低かったり不合格であったとしても死にはしない、と考えれば気も楽になります。
誰しもがヨシオのようには考えられないかもしれませんが、専門学校でミニテストから答練まで多くの試験にしっかりと取り組むことで本試験での心持ちはかなり変わってくると思います。
なお、本書では実際に本試験でパニックになりそうになった時の対処法が4つあげられていますので、是非本書をお手に取ってご参考になさってみて下さい。
そして「冷静さ」に次ぐ本試験における大切なこととして、「ミスをしない」ということが述べられています。
言葉だけ見ると当たり前と言ってしまえば当たり前のことのようですが、これは確かに重要な点だとヨシオも思います。
合格レベルの勉強が出来てさえいれば本試験で特別なことをする必要はなく、いつも通りの力を出してその上でミスをしないことで自ずと結果もついてきます。
逆に実力が十分でも大きなミスをしてしまえば、誰でも不合格になってしまうのが税理士試験です。
本書では試験本番で「ミスをしない」ために以下の4点を推奨しています。
(1)問題はいつもと同じやり方で解く
(2)とにかく問題をよく読む
(3)「これはできる」と思った問題ほど慎重に解く
(4)常に問題全体を見渡しながら解答する
いずれの項目も本試験で非常に重要になってくる点だと思いますので、受験生の方は答練の時などからこれらに気を付けて本試験に備えましょう。
第2節ではこの他、科目ごとの解答術についてや採点する試験委員に悪い印象を与えないためのコツなどが書かれています。どれも難しいことではなくすぐに実践出来るような内容ですので、受験生の方は本書でご確認の上本試験に臨んでみて下さい。
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに~
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