税理士試験の勉強法について(32)
お疲れ様です。ヨシオです。
税理士試験本番まで残り僅かとなりましたが、受験生の皆さん準備は万全ですか?
全国の広い範囲で梅雨も明け本当に暑い日が続いていますが、ここからは一にも二にも体調を整えることが肝心です。専門学校でもこの時期クーラーをとても強くしていて寒過ぎる位のことが良くあります。熱中症や夏バテも怖いですが試験直前に風邪を引いてしまっては元も子もありませんので、気を付けて勉強していきましょう!
という訳で、今回は「税理士試験の勉強法について(32)」です。
『税理士試験突破法 第3版』(TAC出版)の内容をベースに、ヨシオがこれまで培ってきた勉強法などについてお話しております。
今回から第7章「スランプ対処法」の記述についてとりあげます。
税理士試験に限らず、どんな分野でもスランプは付き物です。
例えばスポーツ、Jリーグやプロ野球を見ているとどんな一流選手でも年間を通して好調ということは滅多にありません。
しかし逆に言えば、スランプの期間が短く好不調の波が少ない選手たちがまさに一流であると呼ばれています。
税理士試験もプロスポーツに比べれば大したことはないかもしれませんが、長丁場の戦いであることは同じです。その中で一流、すなわち上位十数%しかいない合格者になるためには、やはりスランプをどのように克服していくかがカギとなってきます。
第7章は2つの節から構成されており、第1節では学力におけるスランプ、第2節ではその他の要因によるスランプの対処法について書かれています。
第1節「学力的スランプの対処法」では、まず受験勉強では誰しも調子の良し悪しが出てきてしまうということが冒頭に述べられています。
そしてもしスランプだと感じた場合は、次の2点をチェックしてみることを勧めています。
(1)以前に比べて勉強量が減っていないか
(2)以前と勉強のリズムが変わっていないか
割と単純な話なのですが、(1)は結構陥りがちなことだと思います。
人間と言うのはやはり弱いもので、どんなことでも慣れてくると手を抜きがちになってしまいます。
例えばヨシオの経験をお話しますと、新しい科目の勉強を始めた当初はどんな基礎的で簡単に思える論点でも細かく復習していました。
しかしある程度学習が進んでくると、「ここはそんなに難しくないからもういいや」と一回見ただけで理解したつもりになって真面目に復習しないことが多くなってしまいます。
自分としては最初より効率的に勉強を進めているつもりなのですが、結局ただ単に勉強量を減らしているだけで答練などの結果も徐々に落ちていきました。
こういう状態になるとスランプに陥ってしまった気分になりますが、本書でも書かれている通り勉強量が減って成績が落ちるのは至極当然のことでスランプでも何でもありません。
この時ヨシオがどうしたかと言いますと、初心に立ち返って基礎からもう一度じっくりと勉強し直すことで少しずつ挽回していった、という感じです。
(2)も個人的にはありがちなことかなと思っています。
ヨシオの場合ですと平日は会社の行き帰りで暗記を中心に行い、土日に集中して勉強するというスタイルなのですが、体調や仕事の忙しさなどに影響されて思ったように勉強出来ないことがどうしても出てきます。
そうしますとリズムが崩れてしまったように感じ、それ以降元のように勉強が波に乗るまで少し時間を要してしまいます。
受験勉強に専念出来てそれ以外何も考えなくて良いような環境の人はほとんどいないと思いますので、多くの受験生の方は少なからず同じような経験があるかと思います。そんな時は出来るだけ早く元のリズムを取り戻すか、あるいは新しい環境にマッチした勉強のリズムをもう一度確立していかなければ厳しい状態が続いてしまいます。
いずれにしても決して簡単なことではありませんが、税理士試験合格のためには必ず乗り越えるべき壁の一つだと考えています。
次回は同じ第1節の続き、今度は「勉強法の迷い」から生じるスランプの対処法についての記述をとりあげてまいりたいと思います。
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに~
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