税理士試験の勉強法について(28)
お疲れ様です。ヨシオです。
今日で早くも5月が終わり、今年の税理士試験に向けた勉強もほぼ6月・7月の2ヶ月間を残すのみとなりました。昨年9月から学習を開始したとすると、もう9ヶ月も過ぎてしまっているんですね。
そう考えると残された時間は僅かなようにも感じてしまいますが、ここからが本当の勝負です。
勉強が遅れ気味の方もまだまだ挽回するチャンスはありますので、最後まで諦めずに突っ走っていきましょう!
という訳で、今回は「税理士試験の勉強法について(28)」です。
『税理士試験突破法 第3版』(TAC出版)の内容をベースに、ヨシオがこれまで培ってきた勉強法などについてお話しております。今回は第5章と第6章の間にあるコラムについてとりあげたいと思います。
本書5つ目のコラムのタイトルは「ミスについて完璧主義は捨てる」です。
前回とりあげた第5章「ケアレスミス対策」にも通じる内容ですが、結論としてはこのタイトルのままだったりします。本コラムの中でも書かれていますが、どれだけ対策をしたり注意をしたとしてもミスはしてしまうものです。
本書は専門学校の講師の方が書かれていますが、そんな講師であってもやっぱりミスはしてしまう、ともこのコラムでは述べられています。当たり前のことですが、人間ですから完璧はあり得ません。
しかし皆さん中にもいわゆる「完璧主義」の方がいらっしゃると思います。
そのような方であると、ちょっとしたミスでも許せずに落ち込んでしまうこともあるでしょう。
本コラムでは難しい問題でのミスや総合問題での些細なミスは全く気にしないようにしましょう、と書かれていますがヨシオも完全に同意します。
ただ同時にそのように少しのミスでも気になるという性格は、実務ではかなりプラスになると個人的には考えています。と言うのも、税理士の仕事は基本的に絶対にミスが許されないからです。
税理士のみが行うことの出来る独占業務の一つである「税務書類の作成」では税務署などへ提出する申告書等を作成する訳ですが、当然ながら一字一句間違えてはいけません。
そしてそれは多くの場合同じく税理士の独占業務である「税務代理」で作成しますので、もし申告した税額などに誤りがあればクライアントに損害を与えてしまう可能性もあります。
ですのでミスを極力嫌い、ミスが発生することを恐れて万全を尽くすことは税理士にとってはむしろ必須の特性だと思います。
ヨシオ自身もどちらかと言えば「完璧主義」な方で、テストでミスすることはかなり気にする方です。また仕事でもミスをしてしまうとやはり結構落ち込んでしまいます。ですが勉強でも仕事でもそれなりに経験を積んできたお陰か、最近では割とすぐに切り替えられるようになってきました。
ちなみにヨシオがミスに対してどのように考えているかというと、以下のような感じです。
「ミスはどんなに対策しても必ず起こるもの。しかし、同じミスを発生させる確率は努力によって下げることが出来る」
もしあるミスの発生する確率が10%であるとして、それをゼロにすることは決して出来ません。
しかし半分の5%にすることは多くの場合で可能です。
そして5%まで下げることが出来たら、さらにその半分を目指します。
そんな感じで限りなくゼロに近付くまで試行錯誤を繰り返す、というのがヨシオのスタンスです。
もちろん絶対にゼロにはならないので、仮に同じミスが起きてしまってもそれは仕方ありません。
なのでそこで落ち込まず、逆にそれはそのミスの発生確率をさらに下げるヒントになる、と前向きに考えるようにしています。
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに~
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