税理士試験の勉強法について(27)
お疲れ様です。ヨシオです。
第67回税理士試験の受験申込期限が今週金曜日までといよいよ迫ってまいりました。
申込書類の郵送がまだの受験生の方は、5/19(金)までの消印有効のようですのでお急ぎ下さい。
ちなみにe-Taxによる受験申込も同じく金曜日までですが、その場合でも結局添付書類などは郵送しなければならないんですね。とは言えe-Taxでの申込であれば願書を受取りに行く必要がありませんので、自宅や職場から国税局が遠い方などには便利なのでしょう。ヨシオは仕事でもまだe-Taxを利用したことがありませんので、どんな感じなのか一度申込をしてみたいなと思っています。
という訳で、今回は「税理士試験の勉強法について(27)」です。
『税理士試験突破法 第3版』(TAC出版)の内容をベースに、ヨシオがこれまで培ってきた勉強法などについてお話しております。
今回は第5章「ケアレスミス対策」の記述についてとりあげたいと思います。
ケアレスミス、それはどんな試験でも起こり得る、まさに永遠の課題とも言える大問題です。
少なくとも日本国内でずっと教育を受けてきた人であれば、恐らく誰しもが「注意して解いていれば本当は出来たのにな...」と後悔したことがあると思います。
ヨシオも小学生の頃からどれだけペーパーテストを受けてきたか分かりませんが、ケアレスミスに泣かされたことは一度や二度ではありません。税理士試験においても「財務諸表論」を一回目に受験した際は、ほぼ間違いなくケアレスミスによって不合格となってしまいました。
そんな訳で、本章のテーマ「ケアレスミス対策」は本当に重要であると考えています。
しかし実はこの第5章、本書の中でもページ数が最も少ない章の一つになっています。
ヨシオなりにその理由を考えてみますと、結局ケアレスミスを根本的に解決する方法など無いからであろうと思われます。極論してしまいますと、「ケアレスミスは必ず一定割合で発生する」ということを大前提とするのが現実的です。そしてその上でギリギリ合格点が取れるかどうかではなく、多少ミスがあってもカバー出来る程度に余裕が持てるレベルまで学習を深めることが理想となります。
とは言っても勿論ミスしないに越したことはありませんので、本書でもページ数が少ないながらも一つの章を割いて対策が述べられているのでしょう。
さて本章ではまず自分がどんなミスをしがちなのかを把握するための「ミスノート」について記述されています。
「ミスノート」については専門学校の講師や合格体験記などでもよく推奨されていますので、実際に作成されている受験生の方も多いと思います。本書ではこの「ミスノート」の効果的な作り方や活用法について紹介されていますので、興味のある方は是非読んでみて下さい。
ただヨシオ自身は特に「ミスノート」のようなものを作ったことはありません。
理由ははっきり言ってしまえば面倒だからです(笑)
と言いますか、ヨシオは凝り性なものなので一回作り始めるとキリがなくなってしまいそうだからです。
本書の中でも「ミスノートは際限なく作るのではなく、一定の制限を設けましょう」と忠告されています。
結構ありがちなことですが、ノートの作成自体が目的になってしまわないように気を付けましょう。
続いて本章の後半では「ケアレスミス防止策」についてが具体的に書かれています。
「読み飛ばし・読み間違いの防止」や「作業の定型化」、「速く解こうとしない」ことなどをテーマにケアレスミスへの対策が色々と紹介されています。
そしてこの節の最後ではケアレスミスの究極とも言える「油断」と「思い込み」によるミスに対する防止策として、以下の3つがあげられています。
(1)簡単な問題ほど慎重に解く
(2)慌てて飛びつかない
(3)指差し確認をする
ヨシオのこれまでの経験からすると、(1)と(2)はまさに「分かってはいるが出来ない」ことの典型だと思います。税理士試験の試験時間が余裕たっぷりであれば出来るのでしょうが、実際にはフルスピードでもギリギリ最後まで解き切れるかという試験ですので正直かなり難しいと感じています。ただ試験中自分が熱くなっていることに気付いた時は、いったん深呼吸をして落ち着いて問題を読み直したりはしています。
それから(3)についてですが、これは原始的なようでかなり有効であると考えています。専門的なことは分かりませんが、人間は本能的に指先に集中するようになっているのでしょう。例えば普段乗っている電車でも運転士・車掌・駅員の皆さんがやはり指差し確認をしていますが、当然効果があるのでやっているのだと思います。
ヨシオは試験だけでなく普段の仕事やプライベートでもミスや忘れ物がないかを出来るだけ指差し確認するようにしています。
ミスをするのは何をするにも大抵かなり慌てている時ですが、指差し確認するだけで大分冷静になれますので、個人的には非常におススメの方法です。
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに~
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