税理士試験の勉強法について(25)
お疲れ様です。ヨシオです。
先日の平成29年度(第67回)税理士試験公告に続き、受験案内及び申込用紙の交付も先週木曜日から開始されましたね。そんな訳でヨシオも今年の受験案内を読みつつ「去年と大体同じだな~」と思っていましたが、昨年までは無かった要注意点を発見しました。
それは受験票に貼付する切手です。すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、今年の6月1日から郵便はがきの料金が52円から62円に値上げされます。受験票の送付は6月9日以降ということですので、今回の受験票には必ず62円分の切手を貼らなければなりません。
しかし実際に申込用紙を提出するのは5月中でまだ値上げ前ということで、うっかり52円切手を貼ってしまう人も出てきてしまいそうです。受験案内には「切手が未貼付又は金額不足の受験票は送付しません」とも書かれていますので、間違えないように気を付けましょう!
という訳で、今回は「税理士試験の勉強法について(25)」です。
『税理士試験突破法 第3版』(TAC出版)の内容をベースに、ヨシオがこれまで培ってきた勉強法などについてお話しております。
今回も引き続き第4章「科目選択と科目別の勉強法」の記述についてとりあげます。
「税理士試験の勉強法について(21)」の回から第4節「税法科目の勉強法」の記述についてお話しています。
前回は理論学習の中でも特に理解することについてのポイントを解説する記述をご紹介いたしました。
本書では続いて理論暗記の具体的な方法が述べられています。
「二回目以降の暗記はどうするのか」「一字一句暗記しなければいけないのか」といった点についての記述の後、「理論暗記の方法」として以下の3つがあげられています。
(「二回目以降の暗記」などについては、本書でご確認下さい)
(1)読んで覚える
(2)聞いて覚える
(3)書いて覚える
さらに(1)には「視読」「黙読」「ブツブツ読」「音読」の4通りの方法があるとも述べられています。
ここで「視読」というのは文章を画像のように頭の中にスキャンする方法だそうで、おそらくそういう特殊能力のある人でないと出来ないと思います。
「黙読」は普通に黙って何度も読んで覚える方法、「音読」ははっきりと声に出して読みながら覚える方法です。
「ブツブツ読」はその中間で、口の中でブツブツとつぶやきながら読んで覚えていくやり方になります。
ちなみにヨシオは「ブツブツ読」派です。
と言うより、口ははっきりと動かしながら声を出さずに読むという方法で暗記しています。
ヨシオは学生時代合唱部だったのですが、早口だったりリズムが難しかったりする歌詞を覚えるためにその頃からこの方法を使っていました。
(2)「聞いて覚える」については、専門学校で理論暗記用のCDが販売されていたりします。
自分の声を録音してそれを聞くという方法をとっている人もいるようです。
この方法の優れている所は、隙間時間に、しかも手元にテキストが無い状況でも暗記が出来るという点です。
そして最後の(3)「書いて覚える」は一番大変ですが、一番確実な方法であると言えます。
何しろ試験では当然解答を書かなければならない訳ですから、実際に書いてみるに越したことはありません。
ただ、この方法の最大の欠点は時間がかかり過ぎてしまうということです。
ヨシオの感覚からすると、見開き2ページの理論一題を書くだけでも優に30分以上はかかってしまいます。
これでは暗記するために何度も回す時間的余裕が持てません。
さらにあまり書き過ぎると手首を痛めますし、そもそも書くためには机と椅子とペンと紙が必要なので移動中などの隙間時間は使えません。
そんな感じで欠点だらけの「書いて覚える」ですが、ヨシオは暗記した後に必ず一回は書いてみます。
実際に書くことによってどれ位時間がかかるのか、またどれ位手首に負担がかかるのかなどが良く分かるためです。
ですので暗記するにはちょっと向かない方法かもしれませんが、理論を書くという学習自体は絶対にやった方が良いと思います。
この第4節の残りのページでは「応用理論」の勉強法についてかなり詳細に、また具体例をあげて解説されています。
こちらは是非本書をお手にとってご覧になって下さい。
特にある程度税法の学習が進んでいる方にはかなり参考になる内容ではないかと思います。
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに~
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